万座ビーチは彼方になりにけり

初めて家族で沖縄旅行をしたのは、もう20年も前の事。思わぬ写真が出てきて、子供たちの幼さに驚いた。前の年に大きな事件があって、基地の集中する沖縄への旅行が安くなっていたのに便乗した。

今なら、予定に組み込めないランクの万座ビーチリゾートホテルに3連泊し、家族と沖縄のリゾートホテルに泊まれるようになった自分が誇らしくて嬉しかった。氏神様にお詣りしてくれるって兄貴からカンパももらったっけ。

写真の中の子供たちは、お揃いの服ではしゃいでいる、僕は白いパンツに白いジャケットを羽織り南国感を醸している。もちろん妻もよそ行きの装いだけでなくメイクもバッチリだ。一流ホテルに泊まる一流風を装っている中流家庭だ。ホテルのエントランスが吹き抜けで、空を泳ぐイルカを覚えている。スーツケースを運んでくれる事にすら恐縮したものだ。

だったのに、

いつからだろう。GパンにTシャツになったのは?トレーニングウェアの時もあったような。コンビニスタイルで飛行機に乗っている。

ホテルのランクは下がったけれど、沖縄好きは高じるばかりだ。
写真の中で微笑む20年前の僕らが何だか微笑ましい。

電車でGOが、やってきた

ついに!あの名機「電車でGOプラグアンドプレイ」を購入した。よりによって届いた日に孫が遊びに来たが、かねての計画通り隠しておいた。

そして、20年ぶりに専用コントローラを操作する。
そうだ!

生やさしい代物ではなかった!初心者コースですらなかなか上手くいかない。でも、昔と違って気が長いから何度も繰り返すと、少しづつマシになってくる。

ブレーキに苦戦しながら、上手と呼ばれるには程遠い運転技術を磨いていく。300mなら何キロ?40キロに落とすのは何m手前。100キロから90まで落とすのにブレーキ2だとどのくらいの距離が必要?

考えればキリがない。見知った路線を運転するけれども、景色を見る余裕がないから、再現性に感動もできない。

それでも、チマチマ練習する。FFと違って、目や頭が疲れてくるので何時間も続けてできない。
孫に「スゴーイ」の一言を言わせたくて、爺ちゃんは楽しくヘコタレているのさ。

高血圧の女上司さんにあげたモノ

命の塩を意味するヌチマースを世話になった上司の女性にプレゼントした。最初は、料理好きの彼女の為に粟国の塩をあげようと思っていたのだけれど、会社の健康診断の折に高血圧の薬を飲んでいると聞き、方向転換したのだ。

ミネラルが多いのは粟国の塩も同じだけれど、ヌチマースは血圧を上げないどころか正常値に近づけてくれる、と、思う。

実は我が家には、粟国の塩とヌチマースは常備されていて、塩むすびには粟国の塩、キュウリやトマトにはヌチマースを使う事が多い。普段は赤穂の塩を料理に使う事が多いけど、塩の味を楽しみたい時は、岩塩も含めて少し上等の塩を使ってる。

上等だけど、本当に身体に必要なミネラルを届けてくれるから、高血圧の彼女には最適なプレゼントだ。ご主人も体調管理に、気をつけているらしいからなおさらだ。
恐らくネットで商品を検索するだろうから、その効果に驚いて、(贈り物が)さらに効果的だと思う僕は姑息か!

1月に初投げできたものの

思わぬ展開から初投げが叶った。

高じたイライラを鎮めようと1人でボウリングからのスーパー銭湯と言う、BBコースと呼ばれるストレス解消コースだ。

散々だった。

あれ?年末に調子の良かったフォームはどうしてたっけ?
あれ?指の意識をどうにかこうにか?歩き方をどうにかこうにか?
あれ?親指が抜けるけど、ボールを落とし気味?
あれ?指が痛くない。そうだ!指穴を削った分をテープで調整しないと。
あれ?やたら外側にボールが抜ける。

何をどうしてこうなった?

良いフォームだと思ったら、なるべく早く反復しないと忘れてしまう。

この日も5ゲーム目になって、ようやく良い感じになって来たもののタイムオーバー。

でも、大きな風呂とボウリング後のサウナは最高。間隔が開くとボウリングは上手くならないけど、久々だと風呂は格別だなぁ。
ストレスは解消された!

施設の両親から電話がきた

施設に入った両親が帰りたいと言い出した。引っ越したと説明したら、自分の家に帰れないのはおかしいと、もっともな苦情を言う。

あげく、「私らの家を勝手にさせへんで!」と怒鳴られたのが、ツラい。

ツラいけれど、想定内というか想定通り。考えていた通りだったけど、穏やかな入所だったから「嬉しい方に想定が外れるのかな?」と、期待してしまった。

理屈で応えても無駄なのは理解していたのに、キチンと説明をしてしまってNGワードを連発したようだ。

感情的になってはいけない、否定してはいけない、メンタルを強く保つ、なんて、調べていた事なのに、いざ強い言葉で両親に言われると冷静ではなかった。

助かった事に職員の方が、興奮する両親の元へ立ち寄って、なだめてくれた。その後、僕たちにも電話をくれて、前後の状況を説明してくれるだけでなく、話しぶりのコツも教えてくれた。両親だけでなく、僕らにも変化が必要だ。

月桃餅は知っててもムーチーは知らない

柏餅やちまきは端午の節句に食べますが、実は、和菓子屋さんで年中買えます。沖縄の月桃に包んでいる餅にもそんな側面があるとは知りませんでした。勝手に見た目から月桃餅と呼んでましたが、正しくはムーチーと呼ぶらしいです。モチの方言である事は予想できますが、漢字で書くと「鬼餅」だとか。災厄を意味する鬼を祓うために、餅を魔除けの葉で包み、旧暦12月8日に食する習わしだとか。起源は琉球王朝に遡り、「球陽」という歴史書に記述があるようです。

このムーチーの日には、陳列の中央に月桃で包まれた鬼餅が積み上げられると言います。子供の初ムーチーには家族で作ることもあると言いますが、無病息災の思いのこもった味がするのでしょうね。

僕も食べたことのある餅ですが、謂れも何も知らずに食べると、慣れない月桃の香がキツかった記憶があります。ですが、ムーチーに込められる想いの感じて次のムーチーの日には食べてみたいと思いますね。

ん?今年は、、、1月20日でしたか!では、美味しく頂くのは来年と言うことで。てへ。