祭が引き継ぐものが羨ましい。

何回かに分けて、地車の事を考えてみましたが、単に資金集めと言うなら、本当に法人化やクラウドファンディングなんて方法も一考に値するのでしょうが、根っこにあるのが祭礼ですものね。夏フェスのような開催を目指すわけにはいきませんね。
僕の親は沖縄からやってきた言わば他所者でした。地域に馴染むために必死で働いたと聞きます。働く事によって町に居場所を作ったのでしょうか。物心つく頃には秋祭りの地車を曳くのが楽しみでした。でも、中学生の頃に引っ越し、また、他所者になってしまいました。その頃、その地域には地車もありません。仕事を始めて、新しい他所者になって、結婚して更に新しくなりました。今の住所には子供達も小学生の頃に越してきましたが、地域の繋がりの強いところで余所者が参加しづらかった祭りでした。
泉州方面では、地車が全てに優先すると言い切る人も少なからず居ると言うふうに聞きますが、羨ましい限りです。祭礼である事も次の世代に引き継げられれば、地域は人も果実も五穀豊穣なんでしょうね。

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