やくどきって何?

僕の夢は難解だ。今朝は夢に起こされた。

僕は会社にいて、役人の調査を受けている。「カバディガールか、これは?」役人の1人が棚の漫画を手に取る。漫画だ。 「ちょっと見せて」女上司さんが手に取り、中をパラパラとめくり、言う。「これは、追加でいるね。」若手役人に渡すと、先ほど渡された書類を、僕の手から取り上げた。「これ、印紙いるから」

何やら、漫画を預かるのは重要事項らしく、印紙がいるらしいので、もう一度、渡された書類を持って総務に走った。作り直しだ。印紙を貼るのは良いが、書類は書き直さなければならず、僕はA4の紙を広げた。

標題は、何て書くの?僕が総務課長に尋ねると、彼は手元の別文書を示し、「やくどき」と答えた。聞きなれない言葉に、繰り返し聞きながら漢字を確かめる。やくどきー約束の約に、りっしんべんに、進むの作りが二つ書いてある。こんな字を書いて、やくどきと、読むのか!

で、目が覚めた。

僕は気になって、“やくどき”を調べるけれど、国語辞典には出てこない。漢和辞典を引き、謎の“どき”を調べるが、そんな漢字は存在しなかった。

夢の中で、僕にこの字を示したヤツ!出てこい。もうわけわからない。訳わからない字が気になって、今朝は早く起きた。

魚の身が開きすぎてるって何

夜中に目が覚めて、見ていた夢をメモした。そんな夢の話。

スーパーの魚コーナーに何故だか知人の若い主婦と、二人だけで買い物に来ていた。目の前には大きな鮭の半身がいくつも置かれている。


「これで、いいか」
『ダメですよ。身が開いてますもん』
(身が開いてる?・・身が薄い的な?)
「これ、大きいな。厚みもあるしエエんちゃうか」
『ダメですよ。開いてますし、錆びてきてるでしょ』
(錆びてる?魚に使う言葉なんか)
「錆びてるって」
彼女は魚の血あいの部分を指さす。[夢らしく、魚はハマチに変わっていた]
「いや、適度な血あいは美味しいやん」
『不味いでしょ』
(俺と意見が合わないが、そもそも意見を聞く気もない)

何か言いかけたところで目が覚めた。
夢のもどかしさが残ってる。
よく知らないけれど、生の魚に「開いてる」だの「錆びてる」なんて言葉を使うのか?

僕の夢は難解だ。

かりゆし産業で短編を書いた

真夜中に目覚めた時、見ていた夢をメモするようにしている。何故だか、僕はストーリー性のある夢をよく見るし、話が面白い、と、思う。ので、簡単な短編にでもしようかと、メモる癖がついた。これは、先日の夢。

僕は定年退職したサラリーマンで再雇用も打診されたが、事務仕事が嫌で辞退。リーマン時代は管理職にもなれなかったのに、新局長が赴任して風向きが変わる。沖縄勤務時代の経験を活かして「かりゆしウエア」を全国の事務局に着用を指示。沖縄に慣れていない職場から請われて復職した僕は、「かりゆしウエア」の着方、振る舞いを伝授するだけでなく、その業務に合わせたウエアの選び方を指示していく。最初は、戸惑った職場も、「親しみやすくなった」「相談しやすくなった」などの国民の意見で、かりゆしウエアに馴染んでいく。

僕は沖縄に何度も足を運び、現地工場の増設、環境問題との両立共生を画策し、観光産業と共に「かりゆし産業」を沖縄経済の背骨として働きかける。事務局の成功は他官庁にも波及し、「かりゆしウエア」の定義が沖縄産ということで、沖縄に大産業ブームが巻き起こり、僕はいつしか知事となる。

と、いう短編を書いた。どこに発表するつもりで僕は書いたんだ?

志摩子さん

夜中に目が覚めて、慌てて夢をメモする。今夜は物語仕立てだった。

洋館に住む老夫婦が僕らをもてなしてくれている。志摩子と呼ばれる品のいい奥様と、昔勲章をもらったと自慢げな旦那様だ。面倒見の良さは、この方達がそれ程裕福でなくても行うんだと思えるくらい板についている。

「このところ、敵国の侵攻も激しく、この辺りも安全圏内とは言えませんよ」と、忠告をするものの、「この辺りは、行くも引くも、人々が疲れる頃合いの立地だから、お茶のひとつも出してあげたい」と、答えにもならない言葉をこぼされされる。

外が騒がしい、僕はズシリと思いロケットランチャーを抱えながら飛び出す。空を行くのは敵国の飛行機だ。爆弾を落とされる前に撃ち落とす。海の上で撃ち落とす。
ひと息ついた頃に引き返すと、洋館は跡形も無かった。爆破されたのではなく、最初から無かったかのように無かった。

ざわめきを感じて後ろを振り向くと、多くの人の声。上陸されたのかと、ランチャーを担ぐがなぜか軽い。ざわめく方へ威嚇しようとトリガーを引くけど、発射されなかった。慌てて前を向くと、ざわめく声は聞き覚えのある国の言葉だ、笑い声も混じっている。争いは終わったのか、今しがた撃ったランチャーの反動が残る身体と脳は混乱している。
歩いてくる人たちと軽く会釈をし、すれ違い様に振り返ると、洋館のあったあたりに瀟洒な建物が見える。フラフラと群れの後ろに付いて歩く。

建物は洋館のあったあたりに建っていて、誰でも入れるようだ。お茶のサーバーがあって、なんかの陳列棚も見える。どうやら、勝手にお茶を飲んで休憩できるようだったけど、奥に居た老人に目は釘付けられた。90は超えていそうな老婦人がちょこんと椅子に座ってコチラを眺めている。
微笑みは志摩子さんだ。白髪の数とシワの数は遥かに増えていたけど、微笑む目尻は変わらない。
よろけて、陳列棚を見て、声を上げた。旦那様の白黒写真の横に自慢げな勲章が飾られている。

これは、夢かも知れない。
時空を超えたのかも知れない。
でも、そんな事は、どちらでもよくて。
僕は、驚くより嬉しかったんだ。

嘘の反対が本当にならん事もあるのよ

夜中に目が覚めて、夢をメモした。良い言葉を聞いた。

たぶん沖縄の何かの職人達が集まって昼飯を食べているところへ、僕と孫息子がまぎれてる。
少し離れた席の若い男性の右隣に5歳くらいの少女が座っている。親子だ。その、子を挟むように若い女性が居る。この職場では唯一か数少ない女性のようだ。

孫息子が僕らの隣の中年男性に聞く。
「あの人らユズちゃんのお父さんとお母さんなん?」(夢だから、名前を知っていた)
僕が、訳あり風なのを感じて、孫息子の言葉を遮ると、その男性が言う。
「いや、本当の親子さぁ。ミーちゃんは本当の本当にユズちゃんのお母さんよ」
どうやら、結婚できない何かがあるようだ。そこで男性の言葉。
『あのね、大きくならんと分からんけどね。嘘の反対が本当にならない事もあるのよ。』

言葉だけ書き留めて、記憶の曖昧なところは起きてから色付けしました。