沖縄のヒーローの中ではマブヤーと共に老舗の部類に入るハルサーエイカー。知らなかったのですが直訳すると「農家の一族」となるらしいです。道理で!と、うなづく部分が多々ある物語でした。
昔の暮らしには食品ゴミなど無かった。現代の飽食時代に溢れる食品ゴミに怒る精霊に大地と共に暮らす農家の一族が黄金の野菜を集めて敵を鎮めるって話だった?「クガニヤサイ」ってのを探していたような気がします。敵となる精霊は使い魔としてゴミから「チリー」や「ドブー」と言う魔物を作り出し現代人を懲らしめますが、赦しと共存を求めるハルサーは農具から生まれたヘラーとカマーと共に闘います〜みたいな話だったと思います。ネット情報も僕の記憶も断片的で、ところどころ、あやふやですが概ね正解という事で。
闘牛ワイドーもマブヤーも便利さにかまけて、土地を汚し、食べ物を粗末にし、祖先のお祀りも疎かにしていないか!と言う、警鐘を鳴らしているのを根底に感じます。
ヒーローを使って、子供世代に施す教育的指導だと思いますが、意外にキッチリと制作されていて、大人が見ても楽しいのが特徴的ですね。