『突然!頭の中で声がして、ナニナニをしなさいと、言われた。』なんて、セリフを聞いた時に多くの人の反応は、頭がおかしいのか!人のせいにしようとしてる、欲望を正当化してる、なんて思うでしょう。悪魔が囁いた、なんて事件もあったように思います。捕らえられた後に罪を免れようと、精神疾患を装っているとさえ勘ぐります。
同じくして、違う感想を持つ事件を沖縄のニュースで見つけました。
ひとつは、前にも紹介しました霊媒師による神の指示によって石棺を盗んだ事件。もう一つが斎場御嶽の香炉を盗んだ事件。どちらも、神様の声に従ったと言う弁明ですが、石棺も転売されず、香炉も壊されていない状態で見つかり、返却されたようですから、動機に悪戯的な匂いを感じません。どちらも、[リスクを犯してまで、盗んでも仕方のないもの]に映ってしまいます。
沖縄だけに、神の声が降りてくるのも理解できますし、声を聞いた方にすれば、人の世の法律など啓示に勝るはずもありません。日頃の鬱憤が聞こえたように勘違いさせる事もあるでしょうから、心の中の真実の解明は難しいです。
沖縄の事件を沖縄の人が裁くのも簡単でないような気がします。