段ボール箱にカセットテープが大量にある。
[拓郎俺的ベスト]や[中島みゆき春]とか恥ずかしめのタイトルで編集したモノが次々と出てくる。松山千春、五つの赤い風船、陽水、イルカ、どれもこれも時代の思い出の歌だ。
少し進むと、カラオケで覚えたいようなヒット曲シリーズが始まる。
ZIGGYなんて、いい年こいてシャウトしてたなぁ。
どの歌もすぐに再生できるツールがあるから、カセットテープもCDも捨てるモノが多いのだけれど、テープのタイトルを見ると手が止まってしまう。
棺桶に入れたくなるような妻とのやり取りを録音したテープなんぞ、捨てられ無いなぁ。
大量に捨てる筈の思い出のゴミに作業が邪魔されて進まない。
更に、大量にありすぎて、普通ゴミで一度に処分できそうもないから、忙しい最中に環境センターに持ち込まないといけない。
あと4日しかない!
え?『今頃』なんて後悔は今月に入ってずっとしてる。