シーサーが降臨した日

退職祝にといただいたシーサーが届いた。
厳重に包まれた包装をひとつずつ外していく。
最後のプチプチを外すと、思った以上に凛々しい姿が現れた。
土産物の可愛さよりも工芸品の美。
飾り棚に置けない、守り神の逞しさ。
祖父の葺いた赤瓦と同じ赤肌が嬉しい。

土を掻くヘラが見える爪
指先の想いを伝える立髪
人の手で生まれた事を知らしめる。
厳しさの中に優しさを潜ませる姿に感動。
自慢は、こんなに琴線を掻き鳴らす友人達だ。
ありがとう。

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