名護市のジレンマ

新聞で名護市長選挙の実施にまつわる記事を見た。亡き父の生まれ故郷でもあり訪沖すれば必ず寄る街だ。
ひんぷんガジュマル、オリオンビール、名護城趾、我部祖河食堂、名護ステーキ。
大好きな北部の街だけれど、内地では辺野古ばかりが有名だ。

当然、選挙では反対派と賛成派に分かれて熱い闘いが繰り広げられていると思いきや、現職市長は賛否を表明しない沈黙派だとか。

違和感がアリアリだけど、記事に納得してしまう。助成金や補助金名目の政府の露骨な飴は、コミュニティバスの運行など、生活に直結して使われている。突然の交付金の打切りは飴の甘さの分だけ痛い鞭となる。
生活の安全と豊かさを秤にかける、将来と現在を秤にかける。
内地から口など出しようがない。

決められないから沈黙するのかな?

落下物、交通違反、コロナの持ち込み。
せめて、選挙が終わるまでは大人しくしろよ!って、賛成派の文句が聞こえてきそうだ。

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