孫の自転車を買いに行ったら

少し腑に落ちないコメントをしながら、息子が孫の自転車を買ってやって欲しいと言う。少し腑に落ちないが、孫がそばに居る気配に断れない。
少し大きめの息子の新車に同乗する。
大きな車だから子供用の自転車だと、少しのスペースで積めるようだ。
何件でもハシゴしてあげるからと、息子と孫に伝えて1件目に入ると、僕の自転車より少し高めの自転車と同じくらいの自転車と少し安い自転車があった。
順に見て行くと、頃合いを見計らって店員が声をかけてくる。サイズ、注意点、今ある色はこれです、なんて。
孫の輝き出した瞳を見ると、ハシゴしないのが伝わってきた、青い自転車を気に入ったんだね。
でも、もう少し高い自転車を選んでもいいんだよ。こっちの黒はどうだい?あっちの緑もあるよ。
グレードを上げようとする、僕を無視して、孫が店員に話しかけている。少し多い目の出費を覚悟してしてきたのに、安く上げてくれる孫に感謝は少なくなかった。
買ってあげた自転車で、転けないだろうか?車には気をつけて、なんて、心配も少なくなかった。

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