名護に住む遠縁が琉歌をやってます。サンパチロクと呼ばれ、8886音で歌われますが、「歌われる」というより「謡われる」と言った方が正しいのかもしれません。沖縄の民謡によく見られる形らしいです。
「てぃんさぐぬ花や 爪先に染みて 親のゆしぐぅとや 肝に染みり」有名な謠の一節ですが、これも琉歌らしいです。ただ、よく知る俳句や和歌と違って、沖縄の昔言葉で作るので、僕らには敷居が高いです。縁者に”興味深い”と話した途端に、歌集が送られてきましたが、なかなかに難しいです。
「鳳仙花の花は爪の先を染めますが、親の言う言葉は、子の胸に染みます」
僕なりに標準語にしてみましたが、この名曲も8音では収まりませんものね。