新総裁

自民党の新総裁が菅長官に決まった。政権与党のリーダーが自動的に日本の総理大臣になる。アメリカや韓国の大統領と違い、国民が直接参加できる仕組みではない。あくまで、何年か前に選んだ議員が代わりに選ぶ、間接的な委任だ。今回はひときわ自民党都合だった。

ともあれ、長期政権の後を同色が継ぐと言ったところでしょうか?

何かを期待したいですね。

秋めく

早朝の街を駅まで少し早めの速度で急ぐ。10 年を超えたママチャリのスピードなんてたかが知れているけれど、漕ぎ手としては、その分頑張っているわけだ。おかげで、電車に乗り込むと汗が吹き出してくるのだが、今朝は少し違った。

汗はかくのだけれど、ハンカチが手放せない程ではない、そう言えば風が気持ちよかったと、今更に思う。

そうか、秋の気配は朝から現れんだ。

ミニ物語5

正直、文化祭の出し物なんて何でもよかった。カフェでもダンスでもナントカハウスでも特に興味がなかったから。だから、審判役は誰かに譲って早々に「カフェ」に手を挙げた、最初にダンスの評決だったならダンスに1票多く入っただけだ。ところが、手を挙げた僕を視界に捉えたクラスメートは逆ドミノのように手を挙げていく。オセロのように、パタパタと踊るフリをしていた奴までも手を挙げ始めるのだ。
振り付けが覚えられないもんな。
全員参加のダンスのフリとか考えられないよ。
皆んながダンスを得意って訳じゃないし。
ゴーヤーパフェとかウケるじゃない。
カフェでダンス音楽流そうぜ。
誰もツラレタとは思っていない。自分の意思でカフェに乗り換えたんだと。
*物語が長くなりそうなので、続きは別の場で発表します。次に書くときは、200文字くらいを目指します。ゴメンナサイ。

天秤ばかり

コロナ禍で脇に置いておいた政策が順次実施されていくのだけれど、旅先でクラスターが発生したり再開した業務で感染者が発生した時に『時期尚早だった、判断ミスだ』なんて、言わないだろうな。

でも、皆無はもう無理として、多少の発生トラブルは織り込み済みなのかな。たぶん片方の天秤に重さが移っただけだろうな。

ミニ物語4

年少さんなんて言われていた頃からそうだったから、自分の意見が決定権を持つ事に特段疑問を持つことも無かった。責任をかぶるつもりも責任を取るつもりもなく、ほぼ直感で判断してきた。それで責任を問われる事も無かった。
それでも時に迷う事はある、直感に従い難い時があるけれど、そんな時には妹に尋ねてみる事に決めている。妹に多くを語らない、妹はすぐには答えない。『なんで、私に聞くの」なんて怒る事もあるけれど、大抵は翌朝に寝ぼけながら答えを呟く。理由は言わない、解答だけを淡々と告げて立ち去る。判断の理由を聞こうと、妹を追いかけ聞いたことがあったけれど、キョトンとした顔でハッキリと言う。「私、そんなこと言ったの?覚えてない。」言葉が嘘でない事は顔を見ればわかる。寝ぼけて呟いた妹の方にいつも違和感を覚えるからだ。

十人十色

「暑いから」と言う理由で、非常口を開け飛行機の翼の上に出た女性のニュースがあった。大半の人は『なんて非常識だ。ありえない。』と言った反応を示すだろうけど、何人かは『でも、気持ちもわかるよね。暑くてたまらなかったんだろう。』なんて理解を示すかも知れない。

誰かの意見に習慣的に反論を唱える人がいる。相手の気持ちになってみろよ、違う考え方もあるだろ。論破が大好きな人に多いような気がする。何に勝ったんだか。

あおり運転にも共感する人が多いから後を絶たないのだろう。

十人十色は、社会のルールと別に存在しているわけじゃないのにね。