休みの日に支店長から電話がきた日

僕は再雇用の条件として、水曜日を休みにしてもらった。40年勤め上げた上に昇進もない身としてはシャカリキに働く気がなかったのだ。
だけど、休みにして思い知る事も多々あった。
郵便局や銀行に振り込みや出金に行く。
病院に行くのに土曜を外せる。
市役所や法務局に行ける。
IKEAが混雑していない。
セブンパークに渋滞せずに駐車できる。
妻と人気のお店のランチを楽しめる。

そんな事で休めないから行っといて。

妻に負担をかけていた事に、気づけもしなかった40年だった。

そんな日に支店長から電話が来た。名乗られたのに一瞬、雲上の人の名は出てこない。
休日の電話の非礼を詫びながら、ちょっとした質問を受けただけ。そうか、休んでるのは僕だけだ。同僚はもちろん、支店長でさえ汗をかいている時刻だった。
こんな電話に驚けるのも水曜ならでは?

歯を磨き忘れた気持ち悪さ

歯医者の予約時刻に間に合うように急ぎ足になる。まだ、時間に余裕はあるけれど、車内で歯磨きを忘れた事に気付いたから。
いや、朝ご飯後の歯磨きを忘れて気持ち悪くなるほど潔癖症でもなく清潔でもない。夜はキチンと磨いた。
でも、今朝は歯医者の予約があるから、朝食後に念入りに磨きたかった。
トゥルトゥルに磨かれた歯を見せながら口を開けたかった。何より、医者に失礼だ。
気にすると気になる。
東梅田まで来た、考える。
コンビニでトラベル用の歯ブラシを売っていなかったか?マウスウォッシュは?
かくして、気になった僕は早足でコンビニに向かっている。
ただ、歯を磨くためだけに。

地下鉄のホームに吹く風が腹立たしい

地下鉄のホームに降り立つと、それまで感じなかった風が吹いてくる。意外に強い風だ。
寒いのはもちろんだけど、ようやく寝癖を抑えた髪型をバサバサにされるのが嫌だ。

乗車位置から少し離れて、風の弱いあたりまで下がって待つ。後から来たオバさんが僕の前に立つ、当たり前だ。少し前へ出て、オバさんの後ろへ並ぶと風が髪の毛を逆立てる。いや、そこまで風を気にするほど薄くはないけど、ハードジェルをつけただけに、風で盛り上がったまま髪型が固定されたら嫌だ。

なんで地下なのに強い風が吹くのだろうと、疑問を持つよりも、冷たく強い風が腹立たしい。

ワクチン3回目接種のその後について

18日の18:30に接種
モデルナ→ファイザーパターン。
24時間後から発熱をはじめ、倦怠感や吐き気などの症状が出ることが多いと事前調べ。
19日 10:00頃
平熱に比べても4℃程度の上昇ながら関節痛を感じる。左肩には強い打身のような痛みがある。
同 12:00頃
18時間経過したところで、熱は36.7℃まで上がり、節々が痛いけど、床暖房の板間で寝そべりテレビを見ていたかも知れない。食欲もなく吐き気もあったけど起きてみた。ついでにニトリから届いた靴箱を組み立てる事にした。
同 13:30頃
安物の電動ドライバーが故障したせいで痛む左手でネジを締めたりしながら、完成した靴箱を見ながらポーク卵おにぎりを食べる。食欲がないせいでゴーヤーチャンプルは食べられない。
同 18:00頃
36.4℃まで熱は下がり、関節痛も治まった。友人から聞いていた「眠れないほどの倦怠感」に不安は募るが、妻と二人で「倦怠感って、どんな感じなんやろ?」と、未知への興味を覚えていた。
同 17:00頃
36.3℃ 左肩は痛い。
同 20:00頃
36.3℃ 休み明けの仕事を思い出して、ちょっとダルい。
同 24:00頃
いつ発熱や倦怠感が襲ってきてもいいようにFF7を始めた。クラウドが心配だ。
20日 4:00
トイレに目覚めた妻に襲われ、ゲームを終えて眠ることにする。
同 18:30 焼肉きんぐで食べ放題
21日 22:00
36.2℃ 倦怠感は謎に包まれたままだ。

ワクチン3回目接種

18:30に予約を入れたから、就業時刻が来たらサッと帰ろう。前は広域センターで打ったからモデルナだったけど、今回はファイザーらしい。
世間では、モデルナが恐れられているようだけど、ほとんどダルさもなかった事を思うと、3回目もモデルナで良かったかも?と、考えてしまう。
ま、どっちでもいいんだけれど。

オミクロン株の収束は、ワクチンの拡がりと無関係じゃないだろう。

でも、少し怖い。
3回目は発熱やダルさを、訴える人が多いらしいから、週末に銭湯に行けなくなったらどうしようと不安になる。休日に安静は嫌だ。
くらいの怖さかな。

揺れが記憶を呼び覚ます

深夜に福島地方を震源として発生した地震は震度6を数える大きな揺れをもたらせた。
医療の知識のない僕でも容易に伺える記憶の恐怖。PTSD?
阪神、東北、新潟、熊本、北海道
誰もが恐怖を思い出す揺れの大きさ。

明日は此処かもしれない。

防災の心得は喉元を過ぎていた。
妻と対策を講じよう。