投稿者: agarie

敵意によってこうむる迷惑なら対処のしようもあるけれど、気づかないうちに周囲に及ぼす迷惑ってのも確かにある。
満員電車にリュックで乗り込む人も、背中のカバンが他人を押しているのに気づいてる？前にしている人は気づいたのかな。
やたらに口の臭い人がそばに来るとツラい。タバコ？お酒？内臓？あまりに臭いと移動してしまうけど、自分の息は臭くないの？と、思ってしまう。
寝癖のついた髪や、チャックの締め忘れは、恥ずかしくて、すぐに我が身を振り返る。
他人は優れた反面教師か。

ロシアと中国は互いをどう見てるのかねぇ？

振り返ると３月から４月にかけての春休みに良く沖縄に行っていたと思う。夏は暑過ぎて泳ぎもできないからだったと思う。親族で行くのは正月前が多いけれど、家族旅行の沖縄は春だ。

風のない晴天の日は海にも入れる。
額に汗が滲むとぜんざいが美味い。
汗が噴き出るとオリオンビールが美味い。
少し肌寒いと沖縄そばが美味い。
風が無ければ魚の天ぷらが美味い。
小腹がすいたらタコスが美味い。
大腹がすいたらステーキが美味い。
月が出たら泡盛が美味い。
月が出なくても美味い。

春がダメなら夏に行きたい。
秋がダメなら冬に行きたい。

ステルスの波よ！高くなるな。

引っ越してから風呂に入る時間が長くなった。最低30分は浴室にいる、長い時は１時間を超える。
暑い時期はミストのせいだと思っていたけど、今も長湯だ。
そんなに長い事、何をしてるねん！
と、言われそうだが、色々している。
足首や膝のストレッチ、新しい音楽のチェック、ウマ娘の育成などなど。
何より温かい。
温かい湯船にポチャポチャ浸かり、自然とこぼれる「嗚呼」を楽しむ。
至福だ。
エアコンの効いた暖かい部屋で、寝る時刻まで、ゆっくりとクールダウンする。

僕の場合、至福はいつも暖かい、温かい。
少し上等の毛布にくるまり、休日に貪る朝寝坊なんて至福の極みだぁ。
コスパの良い幸せだ。

これだけ沖縄が好きでも、沖縄に移住すると言う考えには至らない。
なぜだ？
考えてみた。
まず、大きいのは逃げ場所の喪失かな。
ストレスに追われる日々で、沖縄に時折行く事で、溜まったストレスを逃しているのだけれど、沖縄に住んでしまうと、ストレスの逃げ場がなくなってしまう。
次に、県民性かな。
ルーツが沖縄にあると言っても、トートーメーの文化ですらあやふやなのに、沖縄の人の当たり前がわかっていない。同窓会の告知を町に貼ったり、イチャリバチョーデー文化で、いきなり知らない人と飲んだりできない。
もあいも、面白いとは思うけど、飲む事が義務づけられているようで苦手だ。
あとは、あまり思いつかない。

ああ、沖縄が好きだ。

昼過ぎに息子家族が来た。奈良の工房に鞄を見に行くって？鞄に何故、僕達が誘われる？
ランドセルだった。
誰の？下の孫は、まだ年中さんだぞ。
ああ、そうなの。コロナ対策もあって、予約制の鞄工房には他の家族も来ていて、少し幼い。
この４月の新一年生のため、と、思うのは我々世代だけらしく、パンフには2023年と書かれていた。一年以上も前に用意するような高級品なの？
あ。
高級品だった。
孫息子の時に来た工房じゃないか。
あの時は奈良を出た後に江坂や梅田に行ったなぁ、今日はどうなのかな？
「この後、3軒くらい回るつもりか？」
息子は首を振りながら言う。
「いや、そんなに行ったらしんどいよ。あと２軒だけ」

くら寿司で隣に座る孫娘に、気に入ったお店を尋ねると、「最初のとこ」と、即答だ。
安くはないけど、職人が作るランドセルだ。
僕が買うって話は、とっくに妻と義娘の間では決まってるんだろうな。僕の仕事鞄の数倍はする高級品なのになー

「ジイちゃんが可愛いって言った方にするわ」
「もう〜ジイちゃんが買ったげるから、好きなの選び!」

疲れが溜まっているから、気分転換を兼ねて岩盤浴に来た。
良い。
ちょうどロウリュウの時間に当たって、入ってすぐに汗だくになれた。
これは良い。
ケンイチ５冊を抱えて、防水仕様のベッドで休憩する。いつしか、うたた寝る。
かなり、良い。
日付が変わる前に帰りたいから、岩盤浴ゾーンを出て、入浴する。

そして、いつもの後悔。
あと２時間早く来れば良かったなぁ。
リラックスしたら、癖のようにつぶやく。
オキナワ行きたいなぁ。
妻も頷く。