そんなに車内が混まない平日の午前中。
地下鉄の急ブレーキがかけられた。
次の駅の非常停車ランプが点ったとアナウンス。
しばらくして、「転落したお客様を救出中」との説明があるけど、動かない。
駅まで100m程の場所で立ち往生。
落ちただけ?
大丈夫?
良くない想像が頭をよぎる。
10分ほどして、動き出した。
嗚呼、本当に落ちただけなんだ。
良かった。
車掌さんはお詫びを言うけれど、安堵の空気を醸す車内は誰も怒っていませんから。
今日はなんの日?
ロペとアキラ先輩の会話
「4月22日って何の日か知ってる?」
「え、エイプリルフールの3週間後とか」
「よい夫婦の日、じゃ、11月22日は?」
「ひょっとして」
「いい夫婦の日なんだって」
「それって。」
「じゃ、11月23日は?」
「この流れだと、いい夫妻の日ですか?」
「勤労感謝の日」
やられた〜って、思ったのは僕だけ?
色んなものを差し出して僕は松阪牛を食べた
神社を巡って大辺路から志摩へ
沖縄行きが整わず
代案は花の窟から伊雑宮
祓われ浄められ、聖人君子と化す僕は
素直に松阪牛が食べたいと妻にねだってみた
聖人君子になっていた妻は快諾
すき焼きの名店へ
嗚呼マジ美味え!
とろける肉だわ!
マジ美味い。
レジで俗人に戻ったけど。
85.0小市民は100万の束にビビる
銀行で待っている。
ATMを使わずに引き出すなんて、いつ以来だろ?
僅かな退職金だけど、妻と子供に税金のかからない範囲であげようと思った。
窓口で使い道を聞かれた。
細かな説明も変なので適当に応えた。
番号と名前を呼ばれて別の窓口に行くと、100万円を紙の帯で止めた束をいくつか用意されている。
本当は写真を撮りたかったけど、恥ずかしいのでやめた。
束を片手に持ち、鞄に無造作に放り込む。
周囲をキョロキョロしたい衝動にも耐え、自転車を走らせる。
300m先の郵便局にすぐに預けてしまうけど、100万の束にビビる僕は小市民だなぁと、つくづく思う。テンションの上がった僕も、つくづく小市民だと思う。
キャッシュレスの時代だから仕方ないと、小市民は自分を否定しない。
新規感染者数がゼロになった日
16ヶ月ぶりに沖縄の新規感染者がゼロになったってニュースを見た。(なぜだか友人からメールもきた)
他人事ながら嬉しい?他人事ではない。
郷里の事として嬉しい。
僕の両親が沖縄出身だから、嘘ってわけでもない。だからかも知れない。
気楽に沖縄旅行に行けない。
キチンとしないと帰れない。
大阪が減りきらないと、行けない。
もう少し。
もう少し。
84.8ソーキそば発祥の店は高齢夫婦の愛の賜物だった
有名な店の名がいくつも出る沖縄そばですが、僕の中の一番は名護の片田舎にある我部祖河食堂です。初めて行ったのは名護の土木事務所人に連れられてでしたが、中国系のお店?なんて、思いました。我部祖河って、単なる地名なんですね。
もともと、売れ残りの肉の活用に始めたというソーキそばが今では沖縄そばの代表格に。
92歳のご主人と94歳の奥様。
「苦楽を共にしたこの人が、子供より誰よりも一番好き」
て、言い切る二人の現役の作るそばは、出汁に入れた愛情が隠れていません。
「いつまで作り続けますか?」
インタビュアーの聞く声に、被せ気味に
「120歳」
恐れ入りました、お二人が90代のうちに食べに行きます。