玉城の境界の門

たまたま立ち寄ったせいで、痛恨の思いに駆られたのが玉城城跡

木製の階段が通行止めになっており、本来の石積みの階段を登る

階段を新設するだけあって、雨の日には登れないような石段を足元に

注意しながら上がっていく

琉球石灰岩をくり抜いた城門が見える

石段から見上げると城門の向こうには青い空が広がる

手すりも何もない石段を

なぜだか怖さも感じずに登っている

城門という境界をくぐると、そこには祈りの場

城内は思いの外狭くて、小さな拝所以外には目立った史跡もない

僕には、霊能力の類はないから神様の姿は見えないけど

ここを訪れて良かったのは、わかった

斎場御嶽のように多くの観光客が踏み荒らす訳ではないから

ひっそりと残る気配に頭を垂れた

痛恨の理由は、後で琉球開闢七御嶽の一つだと分かったから

あの拝所は御嶽のそれだったのか

キチンと礼を尽くせなかったことが残念

痛恨ではあるが極みまでは行かない

恩納村を何度も通ったのにバター焼きを食べるのを忘れていた
国際通りにほど近いホテルに泊まったのに赤とんぼに寄り損ねた
あんなに1,000円ステーキのYouTubeを観たのに食べなかった
あんなに那覇周辺の沖縄そばのYouTubeを観たのに食べなかった
闘牛も機会があれば、なんて言っていたのに石川市をスルーした
やちむん通りでカフェに入りそびれた
あかさたなも田舎にも寄れなかった
久高島に渡れなかった。

でも

予定になかった、ひがし食堂のぜんざいを食べた
ビッグハートの西原店で特製ステーキを食べた
民謡酒場のライブがやたら楽しかった
許田限定の黒糖パウダーの効き目を知った
アチコーコーのブエノチキンを食べた
かりゆしウエアの安売り店を見つけた
復活した公設市場に寄った
あかさたなと田舎の場所がわかった
玉城城跡が素晴らしかった
20年ぶりに斎場御嶽を参拝した。

セリエナさん

体調を崩して、精力的に走り回ることはできなかったが
初めて、ホテルでゆっくりと時間を過ごせた

なんにせよ、沖縄は楽しい

ゆしどうふ

「ゆしどうふのそばも美味しいやろうね」

兄に話しかける

『いや、実は俺な、ゆしどうふが苦手なんや』

兄の答えに意外な感じがした

「朧豆腐やで、熱々の出来立てなんかサイコー」

『出来立てなんて、余計に味がキツそう』

兄は嫌いな理由を続ける

『俺は酒が飲めないからな』

そういえば、以前、コーレーグースをかけすぎて困っていた

「そりゃ、かけるのを調整しいや。フワフワで優しい味になるよ」

『確かに柔らかいけど、フワフワと言うよりトロって感じやろ』

「美味しいのを食べてないんよ。一緒に食べに行こ」

『いいよ。チーズみたいなやつをそばに入れるって訳わからん』

「ひょっとして、豆腐窯と間違ってない?」

『楊枝で食べるやつやろ、匂いのキツい、そばが台無しになるで』

「それ、豆腐窯のことやろ」

『豆腐窯って何?ゆし豆腐ってキューブのんと違うの?』

兄に違いを説明した

『朧豆腐みたいな感じやな!それなら食べて見たいわ』

嗚呼、うちの兄も人の話を聞かない人だった

沖縄に行ってきました

初めて4泊五日で沖縄に行ってきました
二日と三日目は雨と強風でした
二日目の雨と強風の中、山に登って来ました

そして

風邪を引きました
発熱はなかったものの、二日目の夜から鼻水
呼吸が辛くなって、ホテルから20キロも離れた薬局に
風邪薬を買いに行ったのが23時

三日目の朝は11時まで就寝し体力の回復を図る
薬の効き目で鼻水は徐々に治りけど
止まりはしない
喉の痛みが出始めて咳き込む
20時を回った頃に、追加の咳止めの薬を購入

四日目は好天に恵まれ、車内では冷房が必要なほど
咳は続き、鼻水も完全には
でも、熱は平熱のま止まらないまま
レンタカーの運転は、ずっと妻に委ねる

五日目は朝からの快晴に加えて、風が無くなって暖かい
ようやく、冬の沖縄にきた感じがした

なんだか、今までと違う理由で
すぐに沖縄に行きたい


胃カメラって案外イイ

最近、逆流性胃炎の疑いがあるって診断されたから、妻が胃カメラを推してくる。
「昼休みに撮ったくらいやから大丈夫って」
「鼻から入れたら、えずきもしないわ」
「自分の食道とか胃の中とか見れんねんで」

最後のセリフが決めてとなってカメラを呑んだ。

結論的には、まぁ楽しかった。

麻酔は苦い
鼻の点鼻薬は喉に落ちて気持ち悪い
鼻水まで喉に絡んで良くないものを飲ませれている感じ
医者が来る
鼻からカメラを突っ込む
さっそく映し出されるモニターに食道が映る
喉の奥に感じる異物が目の前のカメラだと思うと変な気分
ケーブルはどんどん奥へ進む

「ああ、胃は汚いですね」

あっさり酷いことを言う
「十二指腸まで見ましたが、胃以外は綺麗ですよ」

モニターに映る泡は胃酸か
桃色の組織とそこに点在する赤い斑点

嗚呼、案外に楽しい

抜く頃に少し鼻が痛くなったが、好奇心の勝ちだ
自分の胃壁を見ながら医者と話すなんて面白いわ
胃カメラって、案外、良い

何を着れば良いのか分からない

内地との温度差がこれほどあれば、着ていく服に悩んでしまう。いつぞやの女子高生のようにダウンを着て汗をかくのもイヤだし。

半袖にデニムシャツ、上着の前にダウンベストを入れて、ネックウォーマーで飛行機に乗ろう。

(^◇^)

もう何回目やねん!と、自らにツッコミを入れて出発日を待つ楽しさ。

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