はじめにお詫びと訂正です。沖縄の「なりやまあやぐ」を「慣れた山ほど油断して危険なんだよ」という意味で「慣り山危ぐ」と勝手に思い込んでいましたが、間違っていました。
ただ、色々ネット情報を見ても明快な和訳がないことから、時代や背景で多少の意味合いの違いがある様ですが、僕の解釈は的が外れていました。
そもそも、「あやぐ」とは「危ぐ」ではなく、宮古地方の歌謡を指す「綾言」らしいのです。聞き慣れない言葉ですが、歌謡という意味で教訓歌も多いと言います。アタマの「なりやま」ですが、「慣れた山」とも「馴れた山」とも捉えられています。歌詞を見ると女性から「馴れ馴れしい女には気をつけろ」とか「手慣れた馬でも手綱を緩めるな」とか出て来ますから、妻が夫にハニートラップを注意している様にも感じます。
琉球新報の記事では、「成り」と考えた筆者が「成功者を単純に羨むことなく、努力をしなさい」との捉え方が書かれていました。
そうすると、僕の解釈は的外れであったものの、大外れでもなかったのか!と、言い訳の余地は残りそうです。
慣れた車の作業で、ほんの不注意から物損事故を起こしてしまいました。
身体の不調は無いのですが、警察を呼んだり、保険会社と話をしたり、何より、被害の会社にお詫び申し上げたり、気分も車も凹んでしまいました。
本来の解釈とは違っていても、今更ながら「慣り山危ぐ」と身に染みました。