なんだか嬉しいケンミンショー

疲れすぎて早くから潜り込んだ布団の中から見たケンミンショーで、ゴリとりゅうちぇるの沖縄口講座で眠気が飛んでしまった。

番組を楽しむよりも、勉強のつもりで真剣に見てしまったけれど、所詮、僕は沖縄好きの大阪人だと思い知らされる。2人の会話がわからない、ゴリが大袈裟に方言を話してるのかと思ったらりゅうちぇるが笑ってるから、一般会話だとわかる。

慌てる風の方言「アワティハーティー」が公用文に記載されている事に沖縄県独立の野望と可能性を感じてしまった。ヌーはあなた?ヤーもあなたって言ってなかったか?ワーはわたし?なに?男性と女性で言い方が変わるって?真似をするにも例文が思いつかなくて使えない。

沖縄生まれの両親を持っていても方言の半分もわからない。方言使いに軽い憧れすら抱くから、使えない自分に落ち込んでしまう。いや、大阪で使う機会もないのだから落ち込む必要はないと思うのだけれど、定期的にゴリとりゅうちぇるの沖縄口講座があってもいいと思う。

かりゆしビーチリゾートの今むかし

初めてかりゆしビーチリゾートに泊まったのは20年くらいまえだったか?併設の「エグザス」はもちろん無くて、正面玄関の隣に大きなテントが建ててあった。夜の8時頃にウエルカムイベントがあって「かりゆしの意味は?」なんて毎晩同じクイズがあるものだから、子供たちが大はしゃぎして答えを叫んだ。カチャーシーで締め括る沖縄の夜はファミリー向けの観光ホテルとして創意工夫にあふれていたな。今でも沖縄には珍しい大浴場があって、子供たちと入る大きな浴槽は楽しい。売店の試飲で顔を赤らめたりもした。初めてのかりゆしは安いツアーを選んだものだから駐車場を見下ろす低層階だったけど、ベランダで家族や友人とした酒盛りは楽しかった。海なんて見えなかったけどね。

後に建てられたエグザスは高級感あふれるホテルで一度だけ利用したけど、毎晩、本館の方へ遊びに行っあな。本館で行われる子供向けのイベントがあったし、大浴場は本館にしかないから。

子供が大きくなり、孫を授かり、彼らと初めて行く沖縄旅行も、価格と大浴場とイベントに惹かれて利用を決めたけど、狙いは当たり大浴場もプールもイベントで作ったシーサーもグラスも楽しい思い出に華を添える。孫たちの喜ぶ顔が見たくて部屋から海も見える高層階だ。

もちろん、楽しい思い出の華が枯れないように、DVDにして何度も見せているけどね〜
「爺ちゃんと行った沖縄は楽しかったなぁ」の”爺ちゃん“が、やや強めの仕上がりになっています。

ルネッサンスのケーキは美味しかった

ANAだったかJALだったかの特別ルームみたいなのがあって、滞在中はケーキが食べ放題だったような記憶がある。いま、ネットで調べても出てこなかったので勘違い?かも知れないが、ルネサンス以外に思いつかない。

当時はルネサンスでも意外と安い料金プランがあって、僕らの予算でも何とかなったものだ。

沖縄には珍しい天然温泉のスパがあったけど、別料金がいるので一回しか入らなかったような気がする。安いプランを探している家族だから、しょうがない。

ケーキにしても、確か20:00までだったようで、毎晩は食べられなかった気がする。
あれ?良いホテルだったのに、記憶があまりに少ない。
日中のプランが強行すぎて、ホテルリゾートを楽しむ余裕がなかったのかな。覚えているのは、ケーキが美味しかったことだなぁ。

神様が棺を持ち出させたの?

2月1日の沖縄タイムスにショッキングなニュースが掲載されています。那覇市の女性霊媒師がお墓から石の棺を2つ盗み出したと。名前は掲載されてなかったけれど、2日の夜の全国ニュースでは名前を報道されていました。沖縄では有名な渡久地十美子って方です。

あれ?この名前に聞き覚えがあるぞ。同じ沖縄好きの友人が僕に合いそうだとくれた「本当の歴史」みたいな本があったのですが、その作者の名前と同じです。霊媒師と報道されていましたが、本によると神様の声を聞く神人だと自分の事を紹介していました。

よく知られるユタと言う霊媒師とは違い、神様の声や歴史上の人物の声、土地に縛られている霊の声を聞く人だとあります。直接、歴史上の人物に真実を伝えられる訳ですから、球陽や中山世鑑といった政治が関与した史実書と違う事を「本当の歴史」として語られます。

そうなると、作者を信じるかどうかだけが判断の基準になりますね。著書も数冊あり80歳を超える高齢にもかかわらず県外にも活躍の場を持たれているようですね。

事件の報道から、神様に呼ばれたとありましたから、作者の方だと思うのですが、棺だけ持ち出し遺骨はその場に残したとか。お墓の持ち主からすれば、先祖の墓を暴かれ、寝室を持ち去られ、先祖の魂を蔑ろにされたって事でしょうか?

影響力のある方の犯行となれば、被害者の方にさらなる被害が起こらないように願います。

慶良間の海でもらったモノ

実はダイニングのライセンスを持っている。と、言うと単純にカッコいい、実際に持っているからライセンス証を見せると「おお!」となる。けれども、いわゆるペーパードライバーだ。車の運転よりも酷いかも知れない、なんせ取得した日から一度も潜っていない。しかも、一番取りやすいCクラス、恐らく、調子に乗って、今潜ると、命の危険に晒されるに違いない。僕1人なら自業自得だけれど、バディと呼ばれる仲間を巻き添えにするかも知れない。

そう考えると、もう潜れない。機会を逸したまま10年以上が経つ。

でも、ライセンスを取りに潜った慶良間の海は忘れられない。怖いくらいの透明度で海底までの距離感が狂ってしまうほど。すぐソコに見える底に着かない不思議さと怖さ。ベテランダイバーはこれほど透明な海は珍しいと言う、不透明な危険も醍醐味とも言うが、美しさを単純に美しいと言わせるほど、慶良間の海は澄んでいた。

いつか、体験ダイニングに毛の生えた程度でいいから潜ってみたい。しかし、このライセンスって失効とかあるんだろうか?少なくとも更新はしてないし。

こんな僕だけど、誰かにライセンスを取ろうかと相談されたら、どう答えるかな?機会があれば、是非、取った方が良いと言うだろうな。海底18mで聞く音、見上げた海面、浮遊感、いくつもの[もし]が必要だけれど、家族や気の置けない友人と潜れば、一生話せる思い出を貰えるからね。

万座ビーチは彼方になりにけり

初めて家族で沖縄旅行をしたのは、もう20年も前の事。思わぬ写真が出てきて、子供たちの幼さに驚いた。前の年に大きな事件があって、基地の集中する沖縄への旅行が安くなっていたのに便乗した。

今なら、予定に組み込めないランクの万座ビーチリゾートホテルに3連泊し、家族と沖縄のリゾートホテルに泊まれるようになった自分が誇らしくて嬉しかった。氏神様にお詣りしてくれるって兄貴からカンパももらったっけ。

写真の中の子供たちは、お揃いの服ではしゃいでいる、僕は白いパンツに白いジャケットを羽織り南国感を醸している。もちろん妻もよそ行きの装いだけでなくメイクもバッチリだ。一流ホテルに泊まる一流風を装っている中流家庭だ。ホテルのエントランスが吹き抜けで、空を泳ぐイルカを覚えている。スーツケースを運んでくれる事にすら恐縮したものだ。

だったのに、

いつからだろう。GパンにTシャツになったのは?トレーニングウェアの時もあったような。コンビニスタイルで飛行機に乗っている。

ホテルのランクは下がったけれど、沖縄好きは高じるばかりだ。
写真の中で微笑む20年前の僕らが何だか微笑ましい。