赤い鳥居の向こうに本殿はなく、拝殿もない。そこに見えるのは剥き出しのコンクリートだ、事実、鳥居の奥にあるのは駐車場で、脇に下向きの細い階段がある。ひとつ下ると本殿と社務所が現れた。お詣りを済ませて、もうひとつ下る階段に気がつく。本殿の真下に御神体なのか?どこかの拝所か?そこには御嶽がある。
琉球舞踊やカチャーシーをテレビで見た時に先生と呼ばれる女性が話していた「神様を崇めるために口の高さより手のひらは下げないんですよ」そうなんだ!と、やはり芸能は神楽なんだと思ったものです。ですが、この神社は口元どころか、足元の更に下に社務所や御嶽がある。
戸惑いながら、どことなく侘びながらお詣りした天久宮でした。