土産を持って行く人々

ウチの職場では有給を取って旅行なんかに行くと、旅先で買った土産を配るのが通例になっている。もちろん強制されるものではなく、勝手だから、用意しなくても構わない。
通例と言うものの、何も持ち帰らなくても、誰も文句も言わないし、何も思わないのが実情だ。
だから、最近は買わずに出勤する人も多いし、それがマイナスに影響することも無い。

なのに、買ってしまう。

クセになっているのか、周囲に気に入られたいのか?個別包装のお菓子を用意してしまう。
昭和か?
中年以上は若い頃に仕込まれた習慣に従っているのだろう、手ぶらで帰るのが気色悪い。

休みに入ると更新していない

ブログの更新は通勤途中の電車の中が多いから、仕事を休む日は忘れてしまう。
3日は天理市の石上神宮に参拝した。
4日は連休の疲れを癒やしつつ、近所を自転車でうろうろした。
5日は母に会いに行った。
簡単に書いてしまうと、なんて事のない日常が続いているけど、それなりに忙しくて、それなりに疲れて。
6日はお休みをもらっていて、平日ならではの用事を済ます。
7日は久しぶりのBBQ。
あ、今日のうちに用意をしとかないと。

義務になると、ブログは書けないから、連続投稿は難しいなぁ。

最大10連休なんて言うから空いてると思っていた

今年のGWは今日と金曜日を休むと最大10連休になるって、テレビが何度も言うものだから、通勤電車はガラガラかなぁ?なんて、勝手に思っていた。
あれ?休日ダイアじゃないな。
あれ?結構、人が多いぞ。
あ、学生さんは休みじょないよね。
そうか、連休の谷間って言っても、意外に日常だ。

日常って事は、連休前の平日だね?飲みに行ってこその日常だなぁ。

不安なのに油断

この所、大阪でも地震が多くて怖い。ドンとくる揺れは直下型の阪神を思い出させる。
怖いのに、備えていない。
越してきた家の家具には、つっかえ棒をしていない。非常袋はどこだっけ?中の食糧の期限は大丈夫?怖くて不安なのに真剣味がない。
ロシアの外相が核戦争を否定していない。北は殴り合いの世界に活路を見出しているようだ。ツネオは口喧嘩しかできないのに、僕は怖がることしかしていない。
背中が痛い。腎嚢の中にある2センチの石が動いているのか、鈍痛が起こる。右腎はもうないので、手術をすると腎機能はどうなるのか不安だ。

なのに、暴飲暴食の日を続けている。
城崎温泉は豪華料理でおひつを空にした。
出石では胃を蕎麦で埋め尽くした。
昨日は息子や孫にせがまれて、焼肉の食べ放題に後悔した。
胃も肝臓も腎臓もフル回転している。

ああ、仕事も順調と言えず不安なのに、休みの間は完全に忘れていた程度の不安なのか。

これほど油断して、なお不安だから、始末が悪い。この不安はいざという時に、この油断を後悔させると知っているのに、僕の不安は刹那的だ。

出石にて

出石そばの名店「近又」に行ってきた。
噂通りの美味いそばだと思うけれど、実は食べ比べでもしない限り、そばの味がわかる訳ではない。香りが立つとか言うけれど、そんなに匂いに敏感な訳でもない。
が、美味しかった。
何より食べすぎた。
何でも20皿食べると木札をくれるらしいが、とても食べきれるものではないと、妻と5皿づつ食べ始めた。一人前850円だっけか?

あら?ペロリと平らげる。
そうだ、早くに朝食を食べたのに、外湯や海中公園、出石神社を回っているうちに14:30に!
意識はしてなかったものの、お腹が減っていたのかも知れない、それは妻も同じだ。
追加で二人前注文すると、10皿がテーブルに運ばれる。ネギとワサビも付いてくる。
追加で、もう二人前注文すると、また、塩だけでそばを食べたくなった。
ふと気付くと17枚の皿が積まれている。あと3枚で木札じゃないか!
もう一人前頼み、20皿を達成した時に妻を見ると首を傾げている。

どした?
今、15皿あるわーなんか、いけそうな気がする。

おいおい、ここへ来て二人前追加。
気付けば、妻も20皿完食し、僕は25皿を完食。
見上げれば、男性は30皿を食べると、店内に名札を掲げるらしく、悩んでいると、店員さんが言う。

苦しんで食べやんと、無理せず美味しく食べてくださいね。

妙に納得して、25皿で打ち止めると、二人に木札と妻に名札を!女性は20皿で達成らしい。
何か悔しくて、あと一人前を追加しようかと思ったけど、そば湯まで飲んで、もう終了モードに、胃はなってしまった。あと5皿食べたら、安全に運転できなくなるかも知れない。
断念し残念。

すべての滞在時間が、蕎麦屋で費やされた出石になってしまった。

城崎にて

宿の前を電車が走る。時に華やかな特急電車に慌ててシャッターを切ろうとするけれど、デジタルは起動までに時間がかかる。
外湯まで送ってもらって、大渓川のほとりを浴衣でカランコロンと歩く。
風情という言葉を殊更に意識しながら、丹前から出した腕を前で組む。
カランコロン、カランコロンと慣れない下駄でバランスを崩しかけても風情を優先する。
御所の湯は開放感のある大浴場で温まる。
すると、昔よく見た風景が眼前に映る。
昔の銭湯でよく見た、けど見てないふりをした。
背一面の観音様の刺青。
タトゥーなんかじゃない、モノホンの入れ墨。
ああ、都会のスーパーな銭湯は入浴を許してくれないからね。風呂好きの紋紋さんにすれば老舗の温泉街は貴重なのかも知れない。
風情の一環だと、変に納得する。