グリーンポイントの商品を選び終えたら夜だった

強い気持ちを持った妻から昼過ぎに言われた。
「交換商品やけど、今日中に決めよう」
気楽に「そやな」って、答えてから7時間が過ぎてる。ああ、もちろん途中で食事もしたし、施設に下着を届けもしたから1時間は抜けてるかもしれない」
途中で、同じ商品なのに出品業者によって必要ポイントが異なることに気付いてしまった。

彼女は燃えた。
最安値だけじゃない、レビューも確認して評判の悪い業者をチェックする。
「後でトラブらないために、こんなとこも大事やねんで」
そやね。
パソコンで調べるの僕やけど。
「あああ、さっきのページもう一回見せて」

全商品を決めた後で、グッタリする僕に彼女は得意気に言う。
「ちゃんと調べてなかったら、パパの欲しがってた石窯ピザは買われへんかったね」
もうピザを焼いてシャワーを浴びてゴミを圧縮するイメージはできているようだ。

地下鉄は屋内だろうが風にさらされる

大阪メトロのホームに降り立つと、何故だか突風に見舞われる事がある。それなりにセットした髪型も台無しだ。
線路の彼方から吹いてくるのか、階段を吹き降りてくるのかわからないけれど、改札をくぐったときには無風状態だから、線路上を渡る風かもしれない。
髪を散らすだけでなく、寒い。
でも、確かに屋内の風かなと思う。
冷たさは外よりマシだと思う。
でも、少なくなった髪を上手く整えたのに、散らかされたのがくやしい。

カタログから選べない

浴室をリフォームした際の、グリーンポイントのハガキが届いた。
思ったよりも素敵な商品が多くて、選ぶのに苦労している。

二人で選ぶから尚更だ。
いちいちネットで調べたら、ケチばかり目について決められないよ。
でもiPadなんて言えないなぁ。
Windowsもひとつあると便利だけどなぁ。
妻の欲しがっていたクリーナーを見つけたけど、それはひとつ前の型で、ナニナニができないからって却下された。

とりあえず、ひとつだけ希望しとこう。
「手を出したら、ピッと開くゴミ箱。」
受けたから、これは採用してもらえそうだ。
締め切りまでに決めるように見張っておこう。

新成人に思うこと

衣装に大金をかけて派手に装った新成人にインタビューしていたのを眉をひそめながら見た。

親や爺ちゃんらに恩返しみたいな事したい。
他人に迷惑かけんようになりたい。

ヤンキーを見るような目を恥じた。
沖縄では、暴走の挙句衝突事故を起こした新成人がのちに謝りに来たと言う。

そうか。
自分なりの卒業式か。派手な装いに合点がいった。直後のニュースで電車内の事件を真似た20代の男が焼肉店で立て籠った。
こいつはどんな成人を迎えてたんだろう。
ド派手な彼らをはやし立てる普通の装いの中に潜んでいたんだろうか。

ともかく、大事な姪っ子を含めて、新成人の皆さま、式典が開催できておめでとうございます。

名護市のジレンマ

新聞で名護市長選挙の実施にまつわる記事を見た。亡き父の生まれ故郷でもあり訪沖すれば必ず寄る街だ。
ひんぷんガジュマル、オリオンビール、名護城趾、我部祖河食堂、名護ステーキ。
大好きな北部の街だけれど、内地では辺野古ばかりが有名だ。

当然、選挙では反対派と賛成派に分かれて熱い闘いが繰り広げられていると思いきや、現職市長は賛否を表明しない沈黙派だとか。

違和感がアリアリだけど、記事に納得してしまう。助成金や補助金名目の政府の露骨な飴は、コミュニティバスの運行など、生活に直結して使われている。突然の交付金の打切りは飴の甘さの分だけ痛い鞭となる。
生活の安全と豊かさを秤にかける、将来と現在を秤にかける。
内地から口など出しようがない。

決められないから沈黙するのかな?

落下物、交通違反、コロナの持ち込み。
せめて、選挙が終わるまでは大人しくしろよ!って、賛成派の文句が聞こえてきそうだ。

日本の水際に基地は入っていなかった

世界から不思議がられるほどの低水準な移行だったオミクロン株がここへ来て急激な上昇カーブを描いている。
沖縄では600人を超えたと言うから、人口比で換算すると大阪では3000人を超える計算だ。
人口の多い東京や大阪より多い異常事態の原因は明らかに米軍基地だろう。
空港の検疫が厳しくなった後も、緩やかな運営で基地内クラスターを、発生させている。
しかも、彼らは街へ繰り出している。
基地はキャンプハンセンだけでなく、山口県にも北海道にも横須賀にだってある。
日本の水際に基地は入っていなかった。