北新地の地下で見つけたもの

北新地という駅がある。改札を出て右手に行くと第3ビルに至るスペースが広がる。何故だか長机がいくつも並んでいるのだが、どうやら各県毎にPRパンフや小冊子が所狭しと並べてあるようだ。そう気づくと、時間の余裕もないくせに、つい沖縄県のブースだけは見てしまうわけだが、

驚いた。
今帰仁城、首里城公園、コザ、沖縄市に名護市、国頭郡、宮古、石垣、古宇利島に金武まである。泡盛の紹介かと思えば島酒ツアーって何。企業誘致に移住だと。ベクトルの向きもてーげーに置かれたパンフを、忙しいのに手に取る。じっくり見ては居られないから、とりあえず手に取る。
今帰仁城、首里城公園、コザ、沖縄市に名護市、国頭郡、古宇利島、金武、泡盛各種。離島と企業誘致、移住以外は全部カバンに入れた。パンフは重い。
行く行かないはわからない。
見る見ないで言ったら、たぶん見る。
要るか要らないかは論外。
沖縄好きだから、重くなったカバンを軽やかに抱え改札にダッシュした。
本当に忙しいんだって。

地車に敷かれた道

前に、地車は地域が一体となり楽しむものかな?と、書きましたが、ふと思い至りました。当たり前ですが地車は一人で動かせるものではありません。再び岸和田市のHPを見ますと、運営について書かれていました。なにやら、地区の子供から年寄りまでが何らかの役割を担うとか。更に年番と呼ばれる総括役がいるそうな、おそらく年番と言う呼び名からすれば毎年脂の乗り切った世代から一人選ばれるのでしょうか?
素人ながら思いつきます、あれだけのモノが市内を練り歩くわけですから、道路使用の許可はいるでしょう、封鎖の許可もいるかも、曳くコースもあらかじめ警察に届けるのでしょうね、突然の変更なんてあり得るのでしょうか?電線の低いところはダメでしょう、水道管やガス管も考慮するのでしょうか?狭い道だと角を曲がれない事もあるかも、警察や役所に日参するだけでも運営側の苦労が偲ばれますね。
毎年やっているのだから警察側も要領はわかるのでしょうが、喧嘩や事故が起こらないよう、警察も厳しくなるのでしょう。
楽しいだけで片付かない労苦は自分のためだけだとできないでしょうが、親のため子のため、友達のため、仲間のため、知り合いのため、地区のため、我々の為でないと頑張れないでしょ?
祭りの日に地区が喜び、知り合いが喜び、仲間が喜び、友達が喜ぶ、子も喜べば親も笑顔になるのを見たら、報われるんでしょうか。

高圧洗浄機を求めて駆け回る日曜日

実は前から欲しかった高圧洗浄機を通販番組で見たのがキッカケだった。団地のベランダにこびりついた汚れや、老夫婦の住む実家の外壁は10年間掃除をしていない。窓の外枠や二階のベランダもそうだ。水の圧力だけで本当に落ちるのだろうかと思いながらも、剥がれ落ちる爽快感を思うと、嫁の実家の為って言うのは、今までにない「買う理由」になっている事に気づいた。
ちょうど、玄関掃除に四苦八苦していた妻と思惑が一致して「買おう」と、なったのだが、彼女の方が決断したら本気だった。
通販の商品を喜び勇んで紹介したのだが、一瞥の後、すぐにネットで検索、YouTubeにこんなに動画で紹介されていたのか、と思うほど、動画で評判や機種をチェック。持ち運びタイプはパワーが劣るものの使い勝手が良く、コンセントタイプは業務用に使えるくらいパワーに優る。
「これでも、ある程度キレイになるよ」
「でも、パワーあったら汚れが落ちてた、って後悔するの嫌じゃない」
あの家なら、電源と蛇口はどこそこにあるから、なんて段取りまで考えている。
かくして、昨日はホームセンターを6軒ハシゴし商品を絞り込んだ。ドイツのメーカーが圧倒的シェアを占めてるのも知った、多くの関連部品も知った、音の静かさに相当の差がある事も知った。テレビで見て欲しくなった商品の倍以上の総額になっていたが、彼女が本気になったら、こうなる事は予想できた。
「ケルヒャーK3サイレントベランダ」に関連部品を加えたものを、最安値となった最初に行ったホームセンターに買いに行く。

地車は曳くものか?見るものか?

岸和田で有名な地車ですが、今年はほとんどの地域の地車がコロナの影響で曳行が中止になったと聞きます。歴史を知ろうと、岸和田市のHPを見ますと、秋の五穀豊穣を祝う祭礼として、江戸時代に藩主が伏見稲荷神社を勧請した際に狂言などの芸事を行なったのが始まり。それから40年ほど経った頃に、小さな壇尻–このような表記も見られます–の上に、今で言うジオラマのようなものを乗せて曳き始めたのが徐々に大きくなり勇壮になり現在の形になったと伝えられます。ですから神事としては比較的新しいかもしれませんが、祭礼としては300年を誇る伝統行事と言えるでしょう。やりまわしという言葉が有名になるほど、地車と言えば泉州を思い浮かべますが、各地で古くから曳かれています。昔住んでいた生野区にも大きな地車がありました。

曳き方や装飾、掛け声にも各地で異なるようですが、同じくするのは宮入りです。時代とともに移り変わる祭礼の姿ですが、宮入りがフェスでない祭りを後世に伝えるのでしょう。

近年、若者の手によって活発に派手にする向きも見られるようですが、神霊を運ぶ神輿とは違い、人が乗る地車は衆生に見られ神に見られる事を目的としているようで、時代とともに派手になるのも問題ないのでしょう。
地車は、我と我の区分をなくし、我々の地域として一体となるのですよね?
曳いても、見ても、仲間と楽しむものなのでしょう。

今年も瀬戸際の12月

何故、同じことを繰り返すんだろう。学習能力が備わらないまま何十年。師走に入り片付いていない仕事が散乱している。そう言えば、夏休みの宿題も残り5日くらいが勝負だった。いや、それまで放っていたわけではないのだけれど、タイムスケジュールが組めていない。そして、今年も瀬戸際に追い込まれている。

昔なら、ラストの豪脚で瀬戸際の魔術師なんて誤魔化せたものだけど、老体に末脚は残っていないのに感覚だけが変えられていなかった。もう何度もした反省をするのだけれど、時を戻せる筈もなく、この焦りと失敗を如何に最小のものとできるか頑張ろう。

と、最後に前向きな事で誤魔化すから瀬戸際習慣が治らない。

イオングループから一億円

すごい記事を見た。イオングループのイオンワンパーセントから一億円の寄付が沖縄県にあったそうな。首里城再建に向けての支援で平和の象徴の復興に役立てて欲しいと。しかも、5年間続ける意向らしく総額五億円ですか。

日々の買い物を少し足を伸ばしてでもイオンで買うか、なんて会話をしている沖縄好きも多いだろうな。仮にそれが狙いだったとしても有難い支援です。

僕は、沖縄ではサンエー派ですが、内地ではイオンを応援します。と、妻に宣言してみよう。