地車に敷かれた道

前に、地車は地域が一体となり楽しむものかな?と、書きましたが、ふと思い至りました。当たり前ですが地車は一人で動かせるものではありません。再び岸和田市のHPを見ますと、運営について書かれていました。なにやら、地区の子供から年寄りまでが何らかの役割を担うとか。更に年番と呼ばれる総括役がいるそうな、おそらく年番と言う呼び名からすれば毎年脂の乗り切った世代から一人選ばれるのでしょうか?
素人ながら思いつきます、あれだけのモノが市内を練り歩くわけですから、道路使用の許可はいるでしょう、封鎖の許可もいるかも、曳くコースもあらかじめ警察に届けるのでしょうね、突然の変更なんてあり得るのでしょうか?電線の低いところはダメでしょう、水道管やガス管も考慮するのでしょうか?狭い道だと角を曲がれない事もあるかも、警察や役所に日参するだけでも運営側の苦労が偲ばれますね。
毎年やっているのだから警察側も要領はわかるのでしょうが、喧嘩や事故が起こらないよう、警察も厳しくなるのでしょう。
楽しいだけで片付かない労苦は自分のためだけだとできないでしょうが、親のため子のため、友達のため、仲間のため、知り合いのため、地区のため、我々の為でないと頑張れないでしょ?
祭りの日に地区が喜び、知り合いが喜び、仲間が喜び、友達が喜ぶ、子も喜べば親も笑顔になるのを見たら、報われるんでしょうか。

高圧洗浄機を求めて駆け回る日曜日

実は前から欲しかった高圧洗浄機を通販番組で見たのがキッカケだった。団地のベランダにこびりついた汚れや、老夫婦の住む実家の外壁は10年間掃除をしていない。窓の外枠や二階のベランダもそうだ。水の圧力だけで本当に落ちるのだろうかと思いながらも、剥がれ落ちる爽快感を思うと、嫁の実家の為って言うのは、今までにない「買う理由」になっている事に気づいた。
ちょうど、玄関掃除に四苦八苦していた妻と思惑が一致して「買おう」と、なったのだが、彼女の方が決断したら本気だった。
通販の商品を喜び勇んで紹介したのだが、一瞥の後、すぐにネットで検索、YouTubeにこんなに動画で紹介されていたのか、と思うほど、動画で評判や機種をチェック。持ち運びタイプはパワーが劣るものの使い勝手が良く、コンセントタイプは業務用に使えるくらいパワーに優る。
「これでも、ある程度キレイになるよ」
「でも、パワーあったら汚れが落ちてた、って後悔するの嫌じゃない」
あの家なら、電源と蛇口はどこそこにあるから、なんて段取りまで考えている。
かくして、昨日はホームセンターを6軒ハシゴし商品を絞り込んだ。ドイツのメーカーが圧倒的シェアを占めてるのも知った、多くの関連部品も知った、音の静かさに相当の差がある事も知った。テレビで見て欲しくなった商品の倍以上の総額になっていたが、彼女が本気になったら、こうなる事は予想できた。
「ケルヒャーK3サイレントベランダ」に関連部品を加えたものを、最安値となった最初に行ったホームセンターに買いに行く。

海中道路で食べたキンタコ

知らない人には絶対伝わらないタイトルだと思う。楽しいので、文字通りを想像してみる。海の中を走る道路がまずあって、走りながら海中の魚達が見えたりするのかも知れない、そんな中で食べるキンタコ!
キンタコが分かりませんよね。キングタコスです。海中道路は勝連城の近くにあって、浜比嘉島や伊計島に渡るために浅瀬を利用して作られた道路ですね。
一言で言えば、絶景道路です。想像してください、沖縄の碧い海を横切る道路、橋とは違う地に足ついた走りの爽快感。もちろん、道の両側が海なんだけど、所々に休憩スペースがあってベンチや海岸近くまで降りて腰掛けたりできます。海と道と遠くの岸を眺めながら、食らいつくキングタコスのジャンボバーガー。
何故こんなに大きく作ったんだい?観光客がこんなのを食べちゃうとホテルの夕食もビッグハートのステーキも食べれなくなっちゃうよ。じゃ、ジャンボバーガーは諦めて、店のウリのタコスにするよ。おっと4つも入っているじゃないか!なかなかのボリュームでお腹いっぱいになるよ。こんなに食べたら、ホテルのバイキングも我部祖河食堂のソーキそばも食べられなくなっちゃうよ。
ま、僕たちのように仲間とシュアして食べると良いんですけど、海風に舞うレタスを慌てて拾ったのも思い出ですわ。
ちなみにキンタコは海中道路の入口近くにあるので是非どうぞ。

地車は曳くものか?見るものか?

岸和田で有名な地車ですが、今年はほとんどの地域の地車がコロナの影響で曳行が中止になったと聞きます。歴史を知ろうと、岸和田市のHPを見ますと、秋の五穀豊穣を祝う祭礼として、江戸時代に藩主が伏見稲荷神社を勧請した際に狂言などの芸事を行なったのが始まり。それから40年ほど経った頃に、小さな壇尻–このような表記も見られます–の上に、今で言うジオラマのようなものを乗せて曳き始めたのが徐々に大きくなり勇壮になり現在の形になったと伝えられます。ですから神事としては比較的新しいかもしれませんが、祭礼としては300年を誇る伝統行事と言えるでしょう。やりまわしという言葉が有名になるほど、地車と言えば泉州を思い浮かべますが、各地で古くから曳かれています。昔住んでいた生野区にも大きな地車がありました。

曳き方や装飾、掛け声にも各地で異なるようですが、同じくするのは宮入りです。時代とともに移り変わる祭礼の姿ですが、宮入りがフェスでない祭りを後世に伝えるのでしょう。

近年、若者の手によって活発に派手にする向きも見られるようですが、神霊を運ぶ神輿とは違い、人が乗る地車は衆生に見られ神に見られる事を目的としているようで、時代とともに派手になるのも問題ないのでしょう。
地車は、我と我の区分をなくし、我々の地域として一体となるのですよね?
曳いても、見ても、仲間と楽しむものなのでしょう。

今年も瀬戸際の12月

何故、同じことを繰り返すんだろう。学習能力が備わらないまま何十年。師走に入り片付いていない仕事が散乱している。そう言えば、夏休みの宿題も残り5日くらいが勝負だった。いや、それまで放っていたわけではないのだけれど、タイムスケジュールが組めていない。そして、今年も瀬戸際に追い込まれている。

昔なら、ラストの豪脚で瀬戸際の魔術師なんて誤魔化せたものだけど、老体に末脚は残っていないのに感覚だけが変えられていなかった。もう何度もした反省をするのだけれど、時を戻せる筈もなく、この焦りと失敗を如何に最小のものとできるか頑張ろう。

と、最後に前向きな事で誤魔化すから瀬戸際習慣が治らない。

ケアマネと相談してみて

ケアマネジャーとは、法律上「介護支援専門員」と呼ばれ、介護保険法を根拠として、厚生労働省がその運営基準を定めている。介護が必要なものの為に、適切なサービスが受けられるよう介護サービス業者や介護施設との連絡や調整を行うほか、要介護者の心身や環境を家族の要望を受けながら介護サービスの計画を策定するらしい。

昨日、ケアマネさんと面会し、認知症の進む父と軽度の認知の母の今後の相談をした。親と同居してでも自宅での介護を勧めると、既に疲弊している妻に聞いていたのに、妻の現状を説明すると、拍子抜けるくらい施設への入居が前提の話となった。

では、施設に入所するとして、今後の予想される介護サービスやホーム選びについて聞きたかったけれど、薬の服用とオムツくらいしか思いつかない僕に同意してくれたに過ぎない。ホーム選びには市の発行するパンフをくれた。住宅型といっても介護付ホームと似たサービスをする所もあるらしいと、僅かな新情報をいただいた。

90歳の認知症患者に障害者手帳の発行はあり得るのだろうか?要介護1と3の2人を介護するのに、気をつけておかなければならない点は?介護疲れの妻に対するケアは?グループホームを勧めるが地域制限のあるホームの空き情報は?少ない介護付を勧める具体的な根拠は?ウチの両親にだけ当てはまる介護をどうデザインすれば良いの?

僕の聞き方がマズかったのか?Google先生ほど詳しくないようだ。施設は自分たちで探して決めますと言い切ったら、安心したように見えた。