すぐに調子に乗るから、アキレス腱を切ったクセに動くな!と、言われて、ほぼ寝たきり状態になっている。2階へ上がれないので、仕事ができないと漏らしたら、手術しなあかんのに、今は安静が治療!やからと、言われる。
では、仕事道具を持ってきてと頼んでも、集中したら、絶対動く!と、止められる。
安静を強いられて、困るような顔をしてみるが、ゲームとビデオと居眠りの怠惰な生活も楽しい。働きたいような素振りは続けるけど。
すぐに調子に乗るから、アキレス腱を切ったクセに動くな!と、言われて、ほぼ寝たきり状態になっている。2階へ上がれないので、仕事ができないと漏らしたら、手術しなあかんのに、今は安静が治療!やからと、言われる。
では、仕事道具を持ってきてと頼んでも、集中したら、絶対動く!と、止められる。
安静を強いられて、困るような顔をしてみるが、ゲームとビデオと居眠りの怠惰な生活も楽しい。働きたいような素振りは続けるけど。
普通に見聞きしている松葉杖だけど、初めて使うハメになった。左アキレス腱断裂。バドミントンの最中に踵をコンクリートにぶつけたような衝撃があり、崩れ落ちたらアキレス腱を切っていた。
かなり痛いのに、手術も必要なのに、初めての松葉杖に嬉しさを隠し切れない。
新聞の請求はがきにPAYで支払い可能と書いてあったから、テレビを見ながら、サイトを起動させた。残高は足りている。
ポチッとした。
表示された残高が減っている。
妻が仕事中の僕に渡した水道料金のハガキにも、同じようなバーコードが書いてある。
スマホに表示された残高が足りない。
チャージするためにポチッとした。
あらためてハガキを読み込むと支払う金額が表示された。
ポチッとした。
僕の机でお支払いが完結する手軽さと、銀行残高が減った実感のなさ。
今時のテレビに多い、早い展開ではないだけに、映画館ならではの名作だ。ジワリと進む展開は、実在の人物だけに知る行く末を、忘れるかのようなドキドキをつれてくる。
未完成や未成熟を否定する事なく、身に覚えのある過ぎたる愛が微笑ましくて、もどかしい。愛ある家族の死には哀しみの涙が止まらない。
南森町で用事を済ませた後、天満橋まで歩いた。天満橋の用事が終わったので、谷四まで歩いた。近くまで来たのだからと、谷六の知人を訪ねようと思い、ついでに歩いた。知人に会えなかったが、空堀商店街で美味いうどんを食べた。谷八の用を思い出して、ついでだからと歩いた。いつしか最寄駅が谷九だと気付き歩いた。四天王寺前のタコ焼きが食べたくなったけど、足の裏が痛くて止めた。
そういえば、うどん屋を出てから痛み出していた。もう少し、頑張れるかと思っていたのにダメだった。
家に帰ると、足全体が痛い。うたた寝したら首も痛い。この頃、頑張ると、どこかしら痛い。これが高齢ってやつか。否、運動不足ってやつか。
うちの車が修理中なので、兄に車を借りた。
型は古いが、グレードの高いボクシーだ。久々のミニバンで運転に多少気を遣うが、5分も運転すれば、セレナに20年も乗っていたのだから慣れる。
ほんの少しアクセルを踏むだけで、排気量の違いを感じさせてくれるし、何より視界が違う。ノートやシエンタに比べると、随分と目線が高くて、ほとんどの車を見下ろす感じになる。
黄色いプレートをつけた軽自動車が狭い車間を縫って、僕の車に近付いてくるのがバックミラー越に確認できた。左車線に移り、一気に僕の車を抜いて行くが、先が詰まっていたので、僕の前に割り込んできた。
「小ちゃい車のくせに危ないな!」
自分の感情に驚いた。
いつの間にか軽自動車を見下(くだ)していた。
運転席が高い位置にあるので、見下(お)ろして見えただけなのに。
煽り運転をする車は高級車が多いと聞くが、『こういうことか』と納得してしまう。
先週、南港の駐車場で割り込まれたのは、車高の高い外車だったか。
車種で”偉くなった”と勘違いする奴を馬鹿だと思っているのに、「小ちゃい車のくせに」なんて思ったオレも、結構、阿呆だ。