今年のGWは今日と金曜日を休むと最大10連休になるって、テレビが何度も言うものだから、通勤電車はガラガラかなぁ?なんて、勝手に思っていた。
あれ?休日ダイアじゃないな。
あれ?結構、人が多いぞ。
あ、学生さんは休みじょないよね。
そうか、連休の谷間って言っても、意外に日常だ。
日常って事は、連休前の平日だね?飲みに行ってこその日常だなぁ。
今年のGWは今日と金曜日を休むと最大10連休になるって、テレビが何度も言うものだから、通勤電車はガラガラかなぁ?なんて、勝手に思っていた。
あれ?休日ダイアじゃないな。
あれ?結構、人が多いぞ。
あ、学生さんは休みじょないよね。
そうか、連休の谷間って言っても、意外に日常だ。
日常って事は、連休前の平日だね?飲みに行ってこその日常だなぁ。
この所、大阪でも地震が多くて怖い。ドンとくる揺れは直下型の阪神を思い出させる。
怖いのに、備えていない。
越してきた家の家具には、つっかえ棒をしていない。非常袋はどこだっけ?中の食糧の期限は大丈夫?怖くて不安なのに真剣味がない。
ロシアの外相が核戦争を否定していない。北は殴り合いの世界に活路を見出しているようだ。ツネオは口喧嘩しかできないのに、僕は怖がることしかしていない。
背中が痛い。腎嚢の中にある2センチの石が動いているのか、鈍痛が起こる。右腎はもうないので、手術をすると腎機能はどうなるのか不安だ。
なのに、暴飲暴食の日を続けている。
城崎温泉は豪華料理でおひつを空にした。
出石では胃を蕎麦で埋め尽くした。
昨日は息子や孫にせがまれて、焼肉の食べ放題に後悔した。
胃も肝臓も腎臓もフル回転している。
ああ、仕事も順調と言えず不安なのに、休みの間は完全に忘れていた程度の不安なのか。
これほど油断して、なお不安だから、始末が悪い。この不安はいざという時に、この油断を後悔させると知っているのに、僕の不安は刹那的だ。
出石そばの名店「近又」に行ってきた。
噂通りの美味いそばだと思うけれど、実は食べ比べでもしない限り、そばの味がわかる訳ではない。香りが立つとか言うけれど、そんなに匂いに敏感な訳でもない。
が、美味しかった。
何より食べすぎた。
何でも20皿食べると木札をくれるらしいが、とても食べきれるものではないと、妻と5皿づつ食べ始めた。一人前850円だっけか?
あら?ペロリと平らげる。
そうだ、早くに朝食を食べたのに、外湯や海中公園、出石神社を回っているうちに14:30に!
意識はしてなかったものの、お腹が減っていたのかも知れない、それは妻も同じだ。
追加で二人前注文すると、10皿がテーブルに運ばれる。ネギとワサビも付いてくる。
追加で、もう二人前注文すると、また、塩だけでそばを食べたくなった。
ふと気付くと17枚の皿が積まれている。あと3枚で木札じゃないか!
もう一人前頼み、20皿を達成した時に妻を見ると首を傾げている。
どした?
今、15皿あるわーなんか、いけそうな気がする。
おいおい、ここへ来て二人前追加。
気付けば、妻も20皿完食し、僕は25皿を完食。
見上げれば、男性は30皿を食べると、店内に名札を掲げるらしく、悩んでいると、店員さんが言う。
苦しんで食べやんと、無理せず美味しく食べてくださいね。
妙に納得して、25皿で打ち止めると、二人に木札と妻に名札を!女性は20皿で達成らしい。
何か悔しくて、あと一人前を追加しようかと思ったけど、そば湯まで飲んで、もう終了モードに、胃はなってしまった。あと5皿食べたら、安全に運転できなくなるかも知れない。
断念し残念。
すべての滞在時間が、蕎麦屋で費やされた出石になってしまった。
宿の前を電車が走る。時に華やかな特急電車に慌ててシャッターを切ろうとするけれど、デジタルは起動までに時間がかかる。
外湯まで送ってもらって、大渓川のほとりを浴衣でカランコロンと歩く。
風情という言葉を殊更に意識しながら、丹前から出した腕を前で組む。
カランコロン、カランコロンと慣れない下駄でバランスを崩しかけても風情を優先する。
御所の湯は開放感のある大浴場で温まる。
すると、昔よく見た風景が眼前に映る。
昔の銭湯でよく見た、けど見てないふりをした。
背一面の観音様の刺青。
タトゥーなんかじゃない、モノホンの入れ墨。
ああ、都会のスーパーな銭湯は入浴を許してくれないからね。風呂好きの紋紋さんにすれば老舗の温泉街は貴重なのかも知れない。
風情の一環だと、変に納得する。
4月に入ってから、検体の少ない月曜日以外は全て1000人を超える感染者が報告されている沖縄。そんな中でも、GWの旅先ランキングでは1位だと言うから驚く。
そんなに沖縄が好かれていて嬉しい?
でも、人口あたり最多の新規感染者だよ。
北海道ほど広くないから、那覇の酔客が国際通りをかっ歩しないか?
最初に持ち込んだのは、観光客じゃなかったか?
お願いです。
お願いです。
5月に感染者が急増しないで下さい。
6月に第七波が来ないで下さい。
7月には穏やかな沖縄になってください。
僕も沖縄に行きたいのです。
白浜アドベンチャーワールドには、息子が小学生に上がる前に行った記憶があったけど、その息子がパンダ好きの孫と行かないかと、誘ってくれた。パンダに興味は無いけど、パンダを見て瞳を輝かせる孫に興味が湧きまくる。
動物園で見たパンダは、スルメをしゃぶるオヤジにしか見えなかったけれど、白浜のパンダは屋外を歩く、木に登る、転がる、後ろ足で耳元を掻く、熊猫とはよく言ったものだ。
孫が話す。
「中国を除いたら、ココが一番多いねん」
一頭のパンダが巨大を上手く使いながら木に登って遊んでいる。
「彩浜は木登りが、得意やねん」
眼をキラキラさせた孫が解説してくれるけれど、虎のようなスムーズさは無くて、巨体で木をしっかり捕まえてる感じは、得意と言うより危なっかしくて、仄かにある母性を刺激し続ける。
あ、危ない!
なんて、見ていると、いつまでも動こうとしない僕と孫を妻や息子夫婦に手を引かれる。
楓浜にも目を奪われた。
あれ?意外に可愛いやん。
スルメオヤジもいたけれど、一度可愛く見えてしまうと、おしゃぶりベイビーくらいには、映ってしまう。
こんなアドベンチャーワールドは知らなかった。
パンダを見て目尻が下がり、孫を見て頬が緩む。
気づけば、土産物屋で財布が緩んでいた。