暖簾に腕押し

認知の義父母に対する妻の闘いは5年に及ぶ。良くはならない状況で、何度もつく嘘に何度も目くじら立てても暖簾に腕押し。押してもダメだから暖簾を引きちぎる勢いで妻が怒っても、ムダと暖簾に書いてある。

介護の終わりは見えない。

ムダと書いてある暖簾を、何度も押して、引いて、めくって、引っ張っている妻に暖簾を読めとは言えない。

驚くのは、時折、時が遡ったように両親が礼を言う。認知は悪化の一途と言われているけど、医者も驚く緩やかな悪化もある。

暖簾に書かれていたのは「夢」かも知れない。

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