ミニ物語5

正直、文化祭の出し物なんて何でもよかった。カフェでもダンスでもナントカハウスでも特に興味がなかったから。だから、審判役は誰かに譲って早々に「カフェ」に手を挙げた、最初にダンスの評決だったならダンスに1票多く入っただけだ。ところが、手を挙げた僕を視界に捉えたクラスメートは逆ドミノのように手を挙げていく。オセロのように、パタパタと踊るフリをしていた奴までも手を挙げ始めるのだ。
振り付けが覚えられないもんな。
全員参加のダンスのフリとか考えられないよ。
皆んながダンスを得意って訳じゃないし。
ゴーヤーパフェとかウケるじゃない。
カフェでダンス音楽流そうぜ。
誰もツラレタとは思っていない。自分の意思でカフェに乗り換えたんだと。
*物語が長くなりそうなので、続きは別の場で発表します。次に書くときは、200文字くらいを目指します。ゴメンナサイ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA