慶良間の海でもらったモノ

実はダイニングのライセンスを持っている。と、言うと単純にカッコいい、実際に持っているからライセンス証を見せると「おお!」となる。けれども、いわゆるペーパードライバーだ。車の運転よりも酷いかも知れない、なんせ取得した日から一度も潜っていない。しかも、一番取りやすいCクラス、恐らく、調子に乗って、今潜ると、命の危険に晒されるに違いない。僕1人なら自業自得だけれど、バディと呼ばれる仲間を巻き添えにするかも知れない。

そう考えると、もう潜れない。機会を逸したまま10年以上が経つ。

でも、ライセンスを取りに潜った慶良間の海は忘れられない。怖いくらいの透明度で海底までの距離感が狂ってしまうほど。すぐソコに見える底に着かない不思議さと怖さ。ベテランダイバーはこれほど透明な海は珍しいと言う、不透明な危険も醍醐味とも言うが、美しさを単純に美しいと言わせるほど、慶良間の海は澄んでいた。

いつか、体験ダイニングに毛の生えた程度でいいから潜ってみたい。しかし、このライセンスって失効とかあるんだろうか?少なくとも更新はしてないし。

こんな僕だけど、誰かにライセンスを取ろうかと相談されたら、どう答えるかな?機会があれば、是非、取った方が良いと言うだろうな。海底18mで聞く音、見上げた海面、浮遊感、いくつもの[もし]が必要だけれど、家族や気の置けない友人と潜れば、一生話せる思い出を貰えるからね。

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