黄金週間で我慢習慣してみた一日目

愛しの孫達を託された。いつもならどうぶつ王国やアニマルパークが定番だけど…
県をまたがない。
ショッピングモールに行かない。
大きな公園は駐車場閉鎖。
小さな公園も雨で遊べない。
家で遊ばせると階上から苦情が来るかも。

僕らにとっては、不用や不急の外出なのかも知れないが、預けた息子夫婦は共に仕事で必要な要請だった。

結局、実家と自宅を上手く繋いで、退屈させずに一日を過ごしたけれど、彼らが帰った途端に妻は居眠りを始めた、僕は布団に潜り込んだ。

まずは、ステイホームの1日目が終了したけど、我慢を習慣化しないと、キツイなと思うGW。

行っても入れない。
行っても開いていない。

緊急事態宣言の出ている町を行く

三回目の緊急事態宣言が出された日の夕方から孫が来た。

びっくらポンの寿司屋の混雑は普段よりマシな感じだったけど、相変わらず待ち合い席は詰まっている。
長引く風邪をくれた孫娘と野球のビデオを見ていた僕に「この後、阪神逆転勝ちすんで」と5秒で教えてくれた孫息子と食事をするのは楽しい。
GWに一日預かる事になっているのだが、どこへ連れて行けばいいのやら?

考えながら、今朝は出勤している。梅田に近づくにつれ、今朝のニュースを思い出す。[梅田や難波の人出は半数程に]って、半数にしかならなかったのか。
そうだね、緊急事態宣言が出ている今朝も、電車は人で溢れてるわ。

卒園した孫と2人で。

まだ、孫はオムツをしていたので、堺駅までの10分間のラピートが始まりだった。それからチャンスと見るや特急に乗るのが2人の楽しみだったけど、今春から小学生になる前に、コロナで延び延びになっていたヒノトリに乗ってきた。
もう何度となく行った大和八木駅までの豪華旅だけれど、卒園という事もあり、孫と話をして、さくらライナーに乗って吉野まで足を延ばす事にした。
終点から乗るロープウェイ、一目千本のサクラ。
2人で登る山道。妹も両親も居ないから、平気で甘える孫と今期の阪神タイガースの話を真剣にしている事の驚き。
短い区間での特急料金は割高だけど、クソ楽しいから仕方ない。
息子たちに聞くと、「面白かった」を連発しているらしいが、それは爺ちゃんのセリフだと返したい。

色んなことから、2人で行くのも難しくなってきたけれど、こっそり耳打ちしてやった。
「天空に乗れてないな」

ウチの神棚にないもの

さて、神社は大きく三つに分類できるらしく、ひとつは皇祖神として別格の伊勢神宮。二つめは住んでる地域の神様である氏神神社。三つめが個人的に信仰する崇敬神社。
多くの神棚に3枚のお札があるのも、そのためらしく、神棚の前に4つの紙垂を垂らすのも三柱の神様の通路を隔ているのだとか。

はて?ウチの神棚には三枚のお札はない。
沖縄の神さまを祀っているのだが、住んでいる土地の神さまではない。個人的に信仰しているわけでなく、沖縄のある地域の氏神さまだ。

人の決めた分類など関係ないのかなと思ってしまう、理屈でなく神棚に手を合わせてしまう。氏が素性と言うなら、僕らも沖縄の氏子なんだろう。
はて?神社の宮司さんちの神棚にお札は三枚あるんだろうか?

電車に乗り遅れたのは何故?

余裕を持って失敗してしまうことがある。今朝がそうだ、家から最寄駅まで10分足らず、door to doorで13分。51分に乗りたいから、38分に出れば余裕だ。実際には、自転車をのんびり走らせて、自転車置き場からゆっくり歩いての時間だから、アワティハーティーすると、10分でも十分だ。

そんな僕が35分には用意を終えて玄関にいた。余裕で間に合うのを知っている僕だ。余裕があるから、コートを脱いでトイレに行った。妻と一言二言話した。

自転車を走らせた、当然、信号もキチンと守る。
数分遅いだけで多くなる自転車置き場も極少だ。ゆっくり止めてゆっくり歩く、改札を抜けると電車の音がした。腕時計を見ると51分だ。

一瞬にして理解した現実から、階段を駆け降りる。駆け込み乗車はダメだと分かっていたけど、階段を駆け降りる。
駆け下り切る前にドアが閉まる。
何故だ?いや、思い当たる事が多すぎる。
過ぎゆく電車を見送りながら、沖縄好きの僕は負け惜しみを言う。
なんくるないさーってね。

ひと月ぶりの外出は僕らがドキドキ

両親を認知症治療のために病院に連れて行った。父にすれば、施設に入所以来、実にひと月ぶりの外出だ。

このひと月の様子からすると、2人を連れて出る事を許されたのが、今後も同じ施設に居続けられるのか、試されているような気さえした。

帰宅願望の繰り返しから大声で夫婦喧嘩を繰り返したり、夜中に廊下をウロついたりしているようで、時刻を気にせずに大きな声を発しているようだ。
ケア日誌を見せてもらうと施設の対処もよくわかる。
そんな父を外へ連れ出して、自宅の側を通って病院に行けるだろうか?病院から素直に施設に戻ってくれるだろうか?
朝から緊張を感じつつも、両親には、そんな素振りを感じさせないよう気をつけて、病院に到着。事情を説明しておいた医師からアドバイスをもらいながら、診察終了。普段の行程の3倍ほどの距離を走らせて、自宅周辺を大きく迂回して、無事、施設に送ることができた。

 

結果的には、父母から帰宅願望のセリフもなく、妻と入念に繰り返した対策も徒労に終わったけれど、安堵のため息とハイタッチが1日の疲れを表していた。