ブタ

沖縄で豚肉と言えば石垣のアグー豚って事になるのでしょうが、父の日のプレゼントに二男が持って来た豚肉の美味かったこと。見た瞬間にいつものスーパーのバラ肉とは違っていたけど、Tシャツだと思って開けた袋にスーツが入っていたみたいな感じ。(例えがおかしいけど。)

低温の湯に泳がせ、ピンク色が無くなった瞬間に引き上げる肉。至極の味わいだぁ。程よい肉の弾力と脂の甘み、牛では出せないサッパリ感。美味しかった。

父の日に豚肉?

さすが、ウチの息子です。

暖簾に腕押し

認知の義父母に対する妻の闘いは5年に及ぶ。良くはならない状況で、何度もつく嘘に何度も目くじら立てても暖簾に腕押し。押してもダメだから暖簾を引きちぎる勢いで妻が怒っても、ムダと暖簾に書いてある。

介護の終わりは見えない。

ムダと書いてある暖簾を、何度も押して、引いて、めくって、引っ張っている妻に暖簾を読めとは言えない。

驚くのは、時折、時が遡ったように両親が礼を言う。認知は悪化の一途と言われているけど、医者も驚く緩やかな悪化もある。

暖簾に書かれていたのは「夢」かも知れない。

小ぶりの幸せ

昨夜、妻が謎のグループLINEに参加していた。見ると、息子らが友人としている森の仲間コミニティー。

おいおい、そんな所に参加して大丈夫?

なんて思っていたら、どうやら全員が激レアな魚を釣る為に集まったらしい。何人か釣れていく中、妻に喜ぶ様子はない。いつしか仲間の為に餌作りをする仲間たち。そして最後の一人となった妻に待望のヒット!皆の祝福。記念撮影。

深夜の小ぶりの幸せを横目で見ながら、僕は眠りに落ちた。

薬用植物と民間療法

実家で親父が買った古い本が見つかった。皇漢医方研究会とあり、ハードカバーも物々しい写真入りの薬草に関する本だ。レシートが挟まっていた。「近鉄 83/12/29 4500円」え、この50ページほどの薄い本の値段なのか。とんでもなく高い専門書の価格に驚愕していた僕に家内が言う。

「親子やねえ」

振り返ると妻が指を指す先に分厚い本「門中大辞典」が。恐る恐る定価を見ると15,000円なり。

休暇

今日は休暇を取った。テレワーク中に保育園に行けずにストレスを溜める孫の襲来。勤務時間に縛られないように休暇を取っていたが、ストレス発散に僕の体力が尽きる前に高齢両親からSOSが来た。

どう言う訳か、たまに休暇を取ると待ち構えたように事件が起こる。

天の配剤か貧乏暇なしか。

沖縄民謡集

一昨日、実家の母が「古い本やレコードが出てきたけど、プレーヤーもないし捨てようと思ってる。」なんて言うから、親父の思い出と一緒にもらってきた。

そこにあったのが「沖縄民謡集」、定価の記載がなく値札が貼りついたままだから、古本なのかも知れない。25セントの値札だと90円くらいだろうか。円表示でないところから親父が沖縄で買ったことがわかる。痒くなりそうなページをめくるとB5100ページの中に130曲の歌詞が書かれてあるけど、聞いたことのあるタイトルは2曲のみ。元の歌を知らないのだから楽しみようもないけれど、親父が半世紀以上も前に見ていたのかと思えることが、楽しい。

ふと思えば、ボクも平凡とか明星に付いていた歌の本を古本屋で買っていたなぁ。