妻へのプレゼントは難しい

定年まで勤められた事に感謝して、転居準備の最中だが、妻へのプレゼントを考えた。

今、何を欲しがっているか?

あれ?分からない。彼女の好きなものは刑事ドラマに医療ドラマ、誰かのためにする料理。

アクセサリーはしない、肩が凝ったり耳が痛くなるそうだ。では、健康器具。
目の疲れや足のむくみ取りも、いつの間にか家族の共用品に。では、好物を。
大事に食べて、半分ダメにしたカラスミ。
洋服は悩んだ末に、決めない。自分のための買い物が苦手な感じがする。

スマートウォッチが壊れたと言うので、i watchを勧めたが薄い反応。
昔、SMAPのCDは喜ばれたが3日喜び。
困ったぞ。

高級炊飯器も僕の希望になってる。
好きなドラマのDVDも「録画してるのに!」とか、言われそう。

アクセサリーや洋服が好きなら、プレゼントに悩まされないのに。

結婚記念日だからご容赦ください

学校を休校にするようだから、沖縄の感染拡大はレベル以上の深刻さを含んでいる。
命を守る、子供を守る。

不謹慎かも知れないけれど、こんな時って、格安ツアーが出ないだろうか?

御免なさい、ごめんなさい。
ゴメンなさい。
でも、沖縄に行きたいのです。
結婚記念日だから、許して下さい。

微笑ましい事や安心できる事って数あれど

母と妹を誘って馴染みのお店に向かったら二十人以上が並んでいる。
ダメだこりゃ。
パンケーキの店を予約してあるから1時間も待てない。
他にも美味しい店があるはずと、南へ走ると妻が評判の上々な店を見つけたけど、三十人以上が待っている。

料理はうまいが状況はマズイ。
そこで妻が閃いた!お持ち帰りなら15分。イスと小さなテントを立てると即席アウトドア。海鮮の丼が美味い。

予約にも間に合って、極上パンケーキ。美味しそうに平らげる90歳の姿になんか嬉しいやら頼もしいやら。生クリームまで完食!

親の原戸籍なんて初めて見た

亡くなった親父の原戸籍を見ると祖父の名もあった。70年以上も前に大阪に来たんだね、あなた達の勇気が今の僕らを作っている。
家督なんて昔の民法だな。
妻の名が訂正されている。改名でもないのに2回も訂正なのか?
よく見て家系の謎に挑もう。

はっきりした事はわからないけれど、はっきりしているのは、昔の役人の達筆なのは素晴らしいな。

結果的に祖父の足跡を追う事になる

30年以上も前に亡くなった父名義の不動産がある。面倒なのと、お金がかかるので放ったらかしていたけど、兄と立ち話で妹の名義にする事に決めた。
面倒なのは僕の仕事という暗黙の了解で、ネットで方法を調べると、戸籍謄本を集める事がスタートになりそうだった。
まず、自分のものを。これをもって父の除籍、長兄も次兄も転籍してるはずだからそれを言って、嗚呼、親父は名護市の生まれだから原戸籍は沖縄に請求しなくちゃ。

面倒くさいけれど楽しいぞ。

まだ、集まっていないので確かなことは言えないけれど、親父の戸籍を見ると祖父にたどり着く筈で、改製前の原戸籍で祖父の兄弟や曾祖父もわかるだろう。
相続登記を進める事は、祖父の足跡を追う事になり、僕らの近しい家系図が詳らかになる事だと気づいた。

これは、楽しい。沖縄を出た祖父や親父が大阪で基盤を築くまでの思いが、無機質な紙から溢れてくる様だ。

土砂降りの甲子園の前に立つ

16時頃に試合の中止を知った。こちらへ向かっている孫に連絡したけど、息子から「甲子園を見せてあげて」と懇願された。
薄暗くなりかけた、甲子園の前でカッパを着込み傘を指す二人がいた。
ゆっくりと周りを歩き出すと、人混みで目に映らなかった室内練習場やレフトスタンド側も見て歩く。あ、こんな甲子園の風景もあったんや。

孫の笑顔に釣られて、何度もカメラを向ける。
「これはこれで良かったかな?」
問いかけた言葉に孫は首を振った
「ううん、すごい残念」
胸が痛いよ〜

笑いながら続ける孫
「ま、今日は雨柳さんが先発やったから、仕方ないわ。」
なんか、慰められた。