まごろく〜お風呂は響く

夜半に息子夫婦が孫を迎えに来た
ちょうど、孫息子と野球談義の話を咲かせていた頃で
風呂場の外から


「雨で、準決勝は順延になるかも知れないよ」


なんて、息子の声が聞こえた時は
孫息子とドキッとしながら笑ったものだった

「けっこう、外に聞こえてるで」
家に入って来た息子が、風呂場に声をかけた

孫娘と違い、孫息子とは普通の大きさの話し声なのに

! いや、待て!


おいおい
先に風呂から出した孫娘に言われたぞ!

『じいちゃん!、背中にチン◯ンの毛があたるから』

シャンプーしてやった時に大音量で言われたぞ!
近所に丸聞こえは恥ずかしいぞ!

いや・・・いや、今更か。

働いて怒られる

帰宅して
晩御飯を食べている途中で日付が変わった

それは既に夜食だ

「沖縄に行くために働いている」と
喜ばれていたのに

頑張って働きすぎたら
帰って来ない僕を
心配した妻に怒られた

日当✖️働いた日 ・・・ すでに沖縄に届いた筈だ!

派手な装い

僕の職場の服装は自由度が高い。ワイシャツも白だけでなく、グレーやブラックまでいる。中には、ワイシャツですらなくて、ニットの長袖やパーカー着て働く同僚で溢れている。

もちろん、キチンとネクタイまで締めている職員もいるから、本当に自由度が高いと言えるだろう。

そんな中で

今日は柄物のワイシャツにデカいマフラーで出勤したら、パーカー先輩の隣に座る若手から

「派手っすねぇー」

なんて、声がかかった

色合いか!派手の基準は色合いなのか!メゲるよりも周りを慣れさせようと、明日のかりゆしウエアを決めた。

都会で働くと言う事

就職したと子供たちに話した

「どこで働くんですか?」「大阪の駅前にある高層ビル」

小耳に挟んだ孫が叫ぶ

「爺ちゃん!凄いな!大阪駅の前って大都会やんな!凄いなー大阪駅って、大阪で一番凄いんやろ!」

何が凄いのか分からないが、尊敬してそうなので特に何も言わない。

続けて孫が叫ぶ

「お給料とか凄いんやろ」

おい、なぜ笑っている?その目の輝きは何だ!

まぁ、どうせせがまれたら買ってしまうけどね。

インターナショナルな道頓堀

大阪ミナミをうろつくと、大阪弁が飛び交うタイガースの街って感じがしたものだけど、昨日は大阪弁が聞こえない。

切れ長メイクにオシャレな格好をした四人組が横一列で歩いて来て、すれ違いざまに聞こえたのは韓国の言葉だった。
赤いパンツに大きなサングラスの女性は中国の言葉に聞こえる。
街ゆく声に日本語は、お店の呼び込みくらいだ。

「このカニ凄いね」 おっ!日本語だ
「ほんとう、結構デカいじゃん」 大阪弁じゃない

カッコいい標準語は大阪弁よりインターナショナル寄りに聞こえた。