こんな沖縄情報が欲しい

年末にかけて、友人や僕らが続けて訪沖するんだけど、
みんなが、ほぼ毎年行く沖縄好きで困る事がある。
お土産だ。
いや、「互いがなん度も言ってるんだから、お土産は要ら
ないでしょう」と、互いに理解している。
のに、変わった物を見つけると、「これは知らんやろ」
「これ、大阪で買えない」とか思って、つい買ってしまう。

・土産物屋に売っていないけど、沖縄の日常品
・沖縄でしか買えないモノ
・与那原町のスーパーでしか見た事ないもの
 (これは石川でも名護でもいいです)
・膝が悪くても肥満でも行く事のできる秘境
・琉球料理体験(上級編)
・屋根に飾れる漆喰シーサーキット
・シーサー作家に弟子入り権(有効期限1日)
・芭蕉布(上布)で作るかりゆしウエア
・トルティーヤが上手く揚がる便利グッズ
・お家でできる奥武島の天ぷら

昔、サンエーで「スパム ガーリック味」とか
「スパム HOT」とかあったのに、最近は見ない
なぁ。売れなかったのかなぁ。

沖縄祭in HOME

湯煎したブエノチキンの封を切る
ゴロリ
スチール製のお盆に焼き色も鮮やかな丸鶏が転がり落ちる
鶏の油と同時にニンニクの匂いが広がるけれど臭くはない
トリセツでは腹から第一刀とあるけれど、まず背に包丁を入れておく
腹から裂きドラム・手羽・ムネと解体していく。

A&Wコラボを知って、今日はトルティーヤで巻いてみた
ブエノサンドよろしく、ブエノタコスだ!
もちろん、ミートも用意していて二種類のタコスを作る

サルサソースを乗せ、かぶりつくと、滴る肉汁がシャツに落ちる
ズボンにも落ちる
だから、なんだ!気にならなくはないが、食べるのを止められない
追いニンニクしたらバケットパンも欲しくなった
もちろん、ブエノはそのままでも食べる
シークワサーの炭酸割が口をリセットするから
またチキンを手に取る、ミートタコスも作る

トルティーヤが無くなると、ライスの出番だ
濃いめの味付けがチーズとレタスを際立てる
まかない料理が表に出たのがよく理解できる

とっておきの忠孝プレミアムを開封する
黒糖ピーナッツは泡の酒によく合う
ニンニクまみれの鶏の骨は美味しいスープを作り出す
飲んでも旨かったけど、鶏雑炊は絶品だ

BGMは白雪姫沖縄方言Verからの沖縄弁ラジオ
尽きない話は勝手に沖縄縛り
沖縄好きがウチに集まり沖縄祭の夜
妻の沖縄魂に火がついた
僕らは沖縄料理でダイエットできない

鶏皮を封印されてはブエノに行けない

ニンニクの香りが鼻腔をくすぐるけど
それは美味しさの全てじゃない
噛み切る歯の弾力に合わせた肉厚も
美味しさの全てじゃない
香ばしく焼けた皮の食感も
もちろん美味しさの全てじゃない

でもね

鼻腔に漂う香りを押し除けて届けられる鶏の旨さ
肉の弾力を感じさせながら咀嚼に困らない柔らかさ
何度も肉汁を浴びたのが分かる鶏皮は旨みを湛える

なのに

特定保健指導の先生は、サラダチキン中心の生活を褒めながら、鶏皮がダメだと言う
無いわ!サラダチキンの皮はダメなのは分かりましたと言えても、ブエノチキンの皮をダメだとは言ってほしくない
先生に分かりましたと言うのは容易いけれど、僕は沖縄に嘘はつけない
鶏皮を封印されてはブエノチキンに行けません!
僕は先生の目を真っ直ぐに見て、言い放った!

じゃ、食後に蜂蜜かけたアイスとか、おはぎのあんこ多めとか止めましょう
鶏皮が良くないと言うより、アイスとおはぎですよ ダメだと言ったのは


分かりました、アイスとおはぎを我慢します

僕は下を見ながら言った
沖縄以外のことなら嘘はつける

ブエノチキンを食す

六月に沖縄で食べるはずだったブエノチキン
八月のお盆で家族に紹介するはずだったブエノチキン
叶わぬ夢とアキレス腱を指すっていたらオンラインという禁じ手を発見

ブエノチキンが推奨しているような絶品の食べ方はできないけど
お盆に食べさせたい!
自分の怪我で行けなかった悔しさを幾分軽くしたかったので

お取り寄せ!しました。

鶏の丸焼きの経験が活きて、何とか解体成功
腹から溢れるのは肉汁とニンニク
最後は手づかみで肉を取り分けると、絶品チキンがお皿にてんこ盛

皮付き部分を取り上げ行儀悪くかぶりつく
心地よい程度の弾力と口内から抜けるニンニクの香り
期待通りの味が香りと入れ替わりに一気に広がる

ああ

息子たちも居る、友人もいた、甥っ子もいて、その嫁も喜んでいる
パンに乗せる、ご飯を欲しがる、カレーをお代わりしやがった
アレンジを加えるたびに、取る量が増えてるじゃねえか!
妻は、肉を剥がした骨でスープをとっている
余した肉汁とニンニクはライスと合わさり別品に変わる

決めた!

やっぱり浦添で食べよう
焼き立てを食べよう
七号目でこの旨さの頂上に登ってみたい

いくら喜ばれても、しょっちゅう買える値段じゃないけどな

ちんすこう、いつ食べた

大昔は沖縄のお菓子っていうと「ちんすこう」だった
王朝から続いていそうな素朴感
口の中の水分が一気に持っていかれた”昔ながら”だけではなくて、最近ではチョコでコーティングされたものとか、塩入りとか、少ししっとりさせたものもある。
チョコもミルクとかビターとか。
随分と美味しくなったように思う。
内地でもアンテナショップには必ず置いてあるから、たまに買ってしまう。

と、思ったけど
あれ?
いつ食べたのが最後?
土産で買うことはないな。
紅芋タルトは今年も食べた
黒糖ピーナッツは去年も食べた

ちんすこう、いつ食べた?

遥かなるブエノチキン

キャンセルした旅行の最大の悔しさは浦添のブエノチキンに寄れなかったこと。
ここのチキンは昔から知ってはいたものの、旅先で食べるにはタイミングが難しい。
朝はホテルのバイキングでお腹がいっぱいだから、午前中は食べられない。
遅い昼食を、浦添付近で食べる行程が組みにくい。
夕食がチキンだけになるのは、少し寂しい。
若鶏にニンニクを詰め込んで焼くチキンを二人で完食できない。
店舗は小さいし駐車場もなさそうだし・・・

存在は認知していたものの、もう10年以上も幻の沖縄ご馳走だった。
でも、最近、YouTubeで紹介されていた動画を見て驚いた。
店がでっかくなってる。
店主が若い女性になってる。
駐車場もある。
しかも、ネット注文までできる。

今回は二日目に行こう!
15時ころに食べて、夜は民謡居酒屋でスーチカやヒラヤーチをあてに飲みながら踊ろう。ブレスケアも買い忘れずにしよう。店内でイートインできるみたいだから、余ったらお持ち帰りしよう。友達や家族へのお土産で”半身”を買いまくろう。

ともかく、行けなかった今は
退院記念に、ネット注文してやろうかと、思ってる。