僕なりの御嶽考

昨日、セーナナー御嶽に勝手に備え付けられていた鏡が取り外されているって、話をしましたが、そもそも「御嶽」ってなんぞや?を、改めて考えてみました。

もちろん、ウキや他のページでも容易に調べる事のできる事ですけれど、あくまで、僕なりの考察による御嶽考だと捉えてください。

端的に言えば聖域ですから、この場所というより、このエリアと言った方がしっくり来ます。ただ、森全体とか山全体というエリアも御嶽と呼ばれる事がありますが、その広いエリアの中心部には神様をお祀りするための祭祀の場が存在します。

その場にはイビなどと呼ばれる神の降臨する石が置かれていますが、必ずしも自然の岩や石と限らず、神様を守り続ける人々が時代に合わせて作ったものもあります。同様に、神の休憩場所と言われる神アサギもコンクリートで作られたものも存在します。

この永年紡がれていた祭祀の場が御嶽と考えています。聖域というより聖地と言った方がわかりやすいのかも知れません。

似たものに拝所がありますが、これは、地域を指すのではなく、施設を指すように思います。ですから、規模としては小さく、一族だけが拝む箇所であったり、一門の拝む箇所であったり、集落、地域、国の拝む箇所も全て拝所と呼ばれるのではないかと思います。

あくまで、僕の今時点での考察ですから、興味のある方も参考程度に捉えてください。

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