習慣のためのハードル

Switch Sportsを購入してから、ほぼ毎日、世界と闘ってきた。
ただ、リビングのテレビだと妻の「ドラマ見たい」とも戦うことになるので、2階のテレビにゲームを集めた。さらに、隣の仕事部屋でやっていたYouTubeトレーニングもその部屋でやる事で、2階はゲーム&トレーニングルームとなった。

で、しなくなった。

階段を数段上がるだけの移動が面倒で、2階へ行かない。
仕事の合間に2m動くのが面倒で、隣室に行かない。

”習慣づけ”を考えてみた。
・毎朝、布団から出る前にYouTubeでストレッチをしている。
・朝ごはんを食べて、トイレに行ってから体重を測る。
・仕事終わりに、デスクの横に吊り下げてある三線の練習をする。
・寝る前には、布団の上で便秘解消ストレッチをする。

わかった。

朝ごはんの後に世界と闘っていたのに、2階へ上げたことでやらなくなった。
朝食後に階段を登ると”遊ぶ”気分でなくなり、運動が面倒になってる。
”習慣”のハードルは驚くほど低くしないと、すぐに躓いてしまう。

自宅療養で分かった事

僕は引き篭もれる体質だったんだ。

Amazon primeでアニメを数十話分見た。奈良を中心とした仏像の世界は見入ってしまった。石原さとみに今更ながら惚れた。

どうぶつの森でFF7を目指した街づくりをした。迷路と迷宮の世界観は再現出来ない。

時々、仕事に活かせる記事や書籍にも目を通したけれど、体調が悪くなりそうで5分ともたない。

疲れたら寝た。

思い出した。20年前に命懸けの手術をした時も、何も無い病室で退屈しなかった。
いや、何もなくは無い、差し入れの小説に漫画、エロ本、BEGIN、三線、工工四。
動き回って、手術跡から血が噴き出したっけ。懐かしい。

ブログを書き動画を編集し、布団の中心で愛を叫ぶ日も今日で終わりかな。
指示された行動制限は今日まで。

パジャマを脱がない日

家で仕事をしている息子を訪れた時、昼間に起きたばかりの彼はパジャマ姿だった。彼の友人や僕らも含めた複数人で招待された島に行く。
どうぶつの森を使った観光ツアーだ。島主さんはYouTubeに出せるほどのクオリティで完成させた島を案内してるレベチな人だ。

出ていくのに寒くて、買ってきた寿司を食べ終えた時に気づいた。
ウチの息子はパジャマのままだ。さすがに着替えない息子を叱ったのは先週のこと。

朝からテレビとビデオとYouTubeとプライムでアニメを繰り返していたら、夕食前の入浴で気づいた。朝からパジャマだった。

ああ、親子だ。
道理でキツく叱られなかったわけだ。
風呂上がりに脱いだパジャマをまた着る。

ウマ娘ってバカにしてたけど、なかなか!

テレビで見たウマ娘。擬人化するにしても競走馬を女の子に擬人化なんて、競馬ファンにしても興味をそそられないでしょ。
なんて、小馬鹿にして興味もそそられなかったゲームにハマりつつある。
もともと、僕はゲームが好きだ。その傾向を知る息子に食わず嫌いせずに、少しだけやってみてと、強く勧められた。
確かに、彼は僕を知っている。育成方法が大好きなパワプロに類似している、実在の馬の特徴を擬人化なのに上手く表現している。
だんだんと、レースで走る彼女たちに違和感を覚えない、二の足に競馬の興奮を思い出す。
昔、ウチにあったオグリキャップの小さなぬいぐるみを思い出させるオグリのカード。

くそ、楽しいゲームじゃないか。
息子のススメにハマるのもシャクだけど、見た目で判断できないのは人もゲームもアニメも仕事も同じだね。
大好きなウマの擬人化に嫌悪感を抱く僕みたいな人へ、嫌う前にレースまでしてみよう。

電車でGO!を初出ししたぞ!

半月を経て、我慢出来ずに孫に買ったことを教えてしまった。

特急の運転が覚束ないままだったけど、大阪環状線に誘導すれば押し切れると、踏んだんだ。狙いは良かった。コントローラーに興奮している孫息子は初運転に緊張しつつ、素直に僕の指示に従う。僕の補助を受けてでも操作がしたいのだ。停車には細心の注意を払い定着と定位置を狙う。その難しさがわかるから、助けを乞うが、覚えようとしているのがわかる。

息子は手に負えないのを知っているから代わろうとしない、膝に乗る孫の「爺ちゃんすごい」って反応に、2週間の姑息な練習が報われる。

ああ大人気ないさ。

孫娘もやってきて、無理やり操作を始めるが、もちろんすぐにゲームオーバーだ。でも、大して悔しそうでもない。二駅ほど運転したら、飽きたようで、孫息子と再び交代する。

せがまれて、東京の特急に挑戦する、通過駅の合わせ方に、特急を停める難しさ。頼られる心地よさ。「爺ちゃん」を連呼される心地よさ。

終着駅まで着いて、孫が言う。

「これ、電車好きな人やったら、めっちゃ面白いやろな」

『お前と俺』やん!と、買った甲斐にほくそ笑む。

電車でGOが、やってきた

ついに!あの名機「電車でGOプラグアンドプレイ」を購入した。よりによって届いた日に孫が遊びに来たが、かねての計画通り隠しておいた。

そして、20年ぶりに専用コントローラを操作する。
そうだ!

生やさしい代物ではなかった!初心者コースですらなかなか上手くいかない。でも、昔と違って気が長いから何度も繰り返すと、少しづつマシになってくる。

ブレーキに苦戦しながら、上手と呼ばれるには程遠い運転技術を磨いていく。300mなら何キロ?40キロに落とすのは何m手前。100キロから90まで落とすのにブレーキ2だとどのくらいの距離が必要?

考えればキリがない。見知った路線を運転するけれども、景色を見る余裕がないから、再現性に感動もできない。

それでも、チマチマ練習する。FFと違って、目や頭が疲れてくるので何時間も続けてできない。
孫に「スゴーイ」の一言を言わせたくて、爺ちゃんは楽しくヘコタレているのさ。